ごじゃっぺ日記(旧、看悶日記)

京都生まれのにわか茨城県民による雑多な日記です。内容に一貫性はありませんが、どうかひとつ長~い目で見てください。

四国旅行、臥龍山荘と大洲の城下町

2012-02-28 20:24:23 | 鉄道
四国旅行報告は2月24日(土)のままです。
朝、寝台特急サンライズ瀬戸で坂出に着き、予讃線の特急を乗り継ぎ伊予の小京都大洲に着いたのは10時半。
2時間半ばかりながら、城下町を散策しました。
駅前でタクシーを拾い、駅から一番遠い臥龍山荘まで行き、駅まで歩いて帰ってくるという算段。

明治時代の当地出身の実業家、河内寅次郎が肱川ほとりの断崖の上に建築した山荘です。

建築に疎い私が説明するまでもないです。
臥龍院は何気ない山荘と思いきや、ありとあらゆる建築技術の粋が集められた山荘です。

苔むし他庭園も美しい。

知止庵は肱川の断崖に建ちます。

肱川の眺めもさることながら、知止庵の天井ははるか眼下の肱川の川面に反射す光を映し出すように設計されているそうな。
在を惜しまず作られた山荘です。

大洲の町は再建のお城より、城下町自体に魅力があります。

大洲は山と湾曲する肱川に囲まれた小さな城下町です。川に浮かぶ小舟は鵜飼の船です。

もちろん町の郊外には国道が走りロードサイド店が立ち並ぶのですが、旧城下町の範囲は古い街並みが見事に維持されています。

この趣は、ボローニャなどヨーロッパの都市に通じるものを感じます。

古い銀行の建物が残されていたり・・・

しかしそこには過度に観光化することなく、古い町の生活に営みが残るのです。

小さい町ですが2時間半の滞在では勿体なかったですね。鵜飼の時期にまた訪れたいものです。