オリンパスE-300。このカメラが発売された2005年当時は色々なお店でデモ機を見ることが出来ました。私も何度か手で触れて、その斬新?なスタイルとダストリダクション・システムの拡販ビデオを見た記憶があります。しかし購入するまでにはいたりませんでした。デジタルであろうと、一眼であるならやはりペンタプリズムの出っ張りがあった方が良いのでは・・・なんて思っていましたから。しかしこのカメラにはペンタプリズムの代わりに「サイドスイング・ミラー」なるシステムを考え、通常の機構を横に寝かせた状態で鏡を使い像をファインダーに写しています。EVFではなく小さいながら光学ファインダーでした。敢えてペンタ部の出っ張りを無くしたデザインを選択したのは、小型化と携帯しやすい形状を徹底的に追求した結果なのは理解できますが、今から思えば時代に先行しすぎてしまった感があります。デジタル一眼を買う人の心理からすれば、一眼の王道である中央のピラミッドが無いデザインにはちょっと抵抗がありました。そして残念ながらこのデザインの系譜は次のE-330を最後に終わってしまいます。当時のオリンパス一眼はコダック社製のCCDを使っていましたので、その発色に特徴があり、特に青系が「コダック・ブルー」とか「オリンパス・ブルー」とか言われていました。CCDの性格なのかエンジン(オリンパス製)なのかは本当のところ解りません。最近の小さくなったE-420やE-520を量販店のカメラ売り場で見ると、他メーカーのカメラとスタイルが同じですから小さい分だけ目立たなくなってしまいました。そこでもうすぐ発売されるであろうオリンパスのマイクロ・フォーサーズ機では、ちょっと冒険かもしれないけどE-300 のスタイルを少し取り入れては?なんて思います、買う方は気楽ですね、いつも好きなこと言って自分が気に入らなければ買わないし・・・そんなわけでこのE-300は発売から3年半後?に購入しましたが未だ使っていません。実は来月発売予定のZuiko Digital ED9-18mmレンズが出てから本格始動なんですよね!この恐ろしいタイムラグ・・・・
EOS 40D EF24-105 F4L IS USM with Photoshop