この機体は上の翼がワンピースですから下の翼を取り付ける時に何かしらのジグが必要となります。ま、無くても目視で出来ないこともありませんが、支柱を取り付けてがんじがらめにしてから「ちょっとだけ変更」するのも大変ですしね。貧弱な作りではありますが単純な位置合わせならこれで何とかなりそうです。
コレにねじり下げの調整なんか追加すると左右2個必要ですからそこは目をつむって見ないことします。
支柱の長さもおよそ決まりますから作っておきます。
赤の紙を貼って準備しておきます。
主翼を取り付けてから胴体へ小物を接着するのは取り回し中に壊す恐れがありますから先にエンジンを作ります。
実機は軽量な木製ホームビルト機で36馬力程度のエンジンが推奨されていますが18馬力以上あれば飛行可能となっています。使用するエンジンは設計図を購入した製作者が自由に選ぶことが出来ます。仕様書にはロタックス377の32馬力エンジンが推奨されていますがこのN2180機には船外機用のOMCエンジンが取り付けられています。
数枚の写真を見ながらエンジンをそれらしく作ります。紙粘土のシリンダーにカーボンロッド、ヘッドは面倒ですがヒノキの角材を「型」にしてエンビ板をドライヤーで加熱して作ります、空洞ですと接着しづらいので中に紙粘土を詰めておきます。
塗装してこんな感じ・・・
気が変わらないうちに胴体に接着します。
オフセットすることも忘れずに。
殺風景な胴体の雰囲気は良くなりました。
それでは上翼を基準にして下翼を取り付けます、何とか上手く行きそうです。
決まったら支柱を挟んで接着します。
終わってみればどーってことありません、機体をいろんな角度からチェックして問題なければOKです。
小さな胴体なので主翼がやけに長く見えます。
翼間支柱の小物を取り付けたら赤のタッチアップして終了。
ノーズに重りを仮付けして重心位置を設定したら重量チェック。
貼り付けた重りの範囲でプロペラユニットが出来れば幸せになれる!
それにタイヤをつけたら完成です。6グラムをちょっと超えるくらいでしょうか・・・