映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ワイルドバンチ ディレクターズカット』

2007年12月22日 | Weblog
よい

サム・ペキンパー 監督
ウィリアム・ホールデン、アーネスト・ボーグナイン、ロバート・ライアン、ウォーレン・オーツ、ベン・ジョンソン、エドモンド・オブライエン、ストローザー・マーティン、エミリオ・フェルナンデス、ボー・ホプキンス、ジェイミー・サンチェス、L・Q・ジョーンズ、アルバート・デッカー、ダブ・テイラー、アルフォンソ・アラウ 出演

1913年の動乱のメキシコ。パイクをリーダーとする5人のアウトローたちが、革命派の将軍マパッチから米政府の輸送列車の襲撃を依頼される。パイクたちは見事、列車から武器弾薬の強奪に成功するが、マパッチは約束の金の代わりにパイクたちに襲いかかる。100人を超える軍隊を相手に、5人は死闘を展開する……。

強盗、鉄道会社が雇ったハンター、メキシコ軍、アメリカ軍、村人と勢力分布が複雑で前半はもたつくが、後半はとんとん拍子に進んでいく。

よくいわれるスローモーションによる暴力シーンよりも(今となってはそういうシーンに慣れているから)、男たちのキャラクター設定にこの映画の真骨頂があるのではないか。

ひとつの目的のために集まってはいるが、それぞれの男たちに過去をにおわせ事情を持たせることにより、深い物語を創り出している。

なぜ簡単な作業のエドモンド・オブライエンにも均等に分け前を配分するのか、なぜ敵であるロバート・ライアンの行動や性格をウィリアム・ホールデンは理解できるのか。ジェイミー・サンチェスの村へのこだわりなど、男がしびれる物語がちりばめてあるのだ。

そして最後の戦いに向かう4人のゆっくりとした行進と笑み。すっげぇとしかいいようがない見せ場である。

『ぼくの最後の恋人』

2007年12月22日 | Weblog
よい

イー・トンシン 監督
ダニエル・ウー、ミリアム・ヨン、アレックス・フォン、テレンス・イン、ビンセント・コック 出演

腕はイイが商才の無いシェフとカフェ経営を夢見る女酒豪。そんなふたりのちょっぴりビターでほんのりスィートなロマンチック・ラブコメディ。

yahoo動画の抽選で当たったので観た。

気楽に観られるラブコメ。料理の要素がはいっているので、「ふつう」から「よい」になった。
夢を追いかけて結婚できない男と女の話。

前半の演技というかアクションがワンテンポずれているような、もたつく印象があったが、後半は気にならなかった。

ボスがけっこういい役(笑)。