映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『タロットカード殺人事件』

2007年12月24日 | Weblog
よい

ウディ・アレン 監督
スカーレット・ヨハンソン、ヒュー・ジャックマン、ウディ・アレン、イアン・マクシェーン、チャールズ・ダンス、ロモーラ・ガライ、フェネラ・ウールガー、ジュリアン・グローヴァー、ヴィクトリア・ハミルトン、ジム・ダンク、ケヴィン・R・マクナリー、アンソニー・ヘッド、ジョン・スタンディング 出演

夏休みを利用してロンドンの友人宅に滞在中のアメリカ人学生サンドラは、遊びに行ったマジック・ショーで、敏腕新聞記者ストロンベルの幽霊に遭遇し、巷を震撼させる連続殺人事件の犯人が青年貴族ピーター・ライモンであるという特ダネを明かされる。ジャーナリスト志望のサンドラはスクープをものにしようと、三流マジシャンのスプレンディーニこと同じアメリカ人のシドと組んで上流階級のピーターに近づく。

ミステリー仕立てのコメディ。しかし、今回の製作意図はスカーレット・ヨハンソンとウディ・アレンが仲良くなるのが第一のため(笑)に、『マッチポイント』のような重みはまったくない。

それでも久しぶりにスクリーンで観るウディ・アレンの自虐ギャグは冴えているし、無駄のないキビキビとしたテンポは気持ちいい。

重厚でないウディ・アレンが好きな人にはおすすめ。
彼は決して考えさせる作品ばかりを作る人ではないのだ。

主人しか知らない金庫室の暗証番号はわかるのに、真犯人はわからない幽霊(笑)。