映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
コメントのところをクリックするとコメントできます。

『サッドヴァケイション』

2008年08月07日 | Weblog
サッドヴァケイション - goo 映画
よい

青山真治 監督
浅野忠信、石田えり、宮崎あおい、板谷由夏、オダギリジョー、光石研、斉藤陽一郎、辻香緒里、高良健吾、畔上真次、本間しげる、上下宜之、杉山彦々、福津屋兼蔵、尾上寛之、でんでん、森下能幸、山口美也子、嶋田久作、豊原功補、とよた真帆、川津祐介、中村嘉葎雄 出演

北九州市、若戸大橋のたもとにある小さな運送会社。社長の間宮は、かつてバスジャック事件の被害にあった梢のほか、様々な理由から行き場のない人たちを住み込みで雇っていた。ある日、妻、千代子がかつて捨てた男との間に出来た息子の健次が会社に現れた。千代子は健次と、妹分で知的障害者のゆりを家に住まわせ、間宮はそれを快く受け入れた。一見、楽しげに働くフリをしながら、健次は母への復讐を狙っていた。

ここに出てくる博多弁は、熊本出身のわたしが聞いて7~8割しか理解できない。なおかつ、意図的に聞こえにくい音声にしてあるために(こんなのむかし勝新太郎の作品でやっていたような気がする)、1割くらいわかりにくくなる。つまり、東京標準、九州弁に馴染みがない人は、6~7割しかセリフの理解ができないかもしれない。あとは、演技と雰囲気で理解できるか、楽しめるかで評価が決まる。
わたしはとても楽しめた。

アーチュンのところはカットしたら、全体的に短くまとまってよかったのかもしれないが、ほんものの家族に絶望している主人公が人工的な家族に満足しているという対比をだしたかったのかもしれない。