映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『仁義なき戦い 広島死闘篇』

2008年08月16日 | Weblog
仁義なき戦い 広島死闘篇 - goo 映画

よい

深作欣二 監督
菅原文太、千葉真一、梶芽衣子、山城新伍、名和宏、成田三樹夫、前田吟、木村俊恵、加藤嘉、北村英三、汐路章、室田日出男、八名信夫、小松方正、北斗学、宇崎尚韶、大木晤郎、国一太郎、中村錦司、志賀勝、金子信雄、遠藤辰雄、小池朝雄、北大路欣也 出演

“仁義なき戦い”シリーズの第2弾。日本のヤクザ社会でも他に類を見ない壮絶をきわめた“広島ヤクザ抗争”を描くバイオレンス・アクション・ヤクザ映画。昭和27年、広島。一時休戦していた博徒の村岡組とテキ屋の大友連合会だったが、ここへきて再び抗争が勃発していた。博奕のトラブルから刑務所に入った山中は、3年後、仮出所早々、大友連合会の連中に袋叩きに遭う。それがもとで、山中はライバル組織の村岡組の組員となった……。

オリジナルシリーズ五部作のなかでこの作品だけ、プレーヤーの再生不良で観ていなかった。
この作品にも菅原文太は出ているが、主人公は北大路欣也である。
狂犬的な性格の人間がどのようにしてヤクザになり、どのようにして親分に利用され、どのようにして死んでいくか。
その過程を観るものをなぎたおすようなダイナミズムで描いていく。
親分衆の人間くささ、みみっちさに振り回される下の者たちの悲しさ、おかしさがこの作品でもよく出ている。
第一作の有名なエンディングのあとで、この作品のエンディングはそれはそれでおもしろかった。

北大路欣也と千葉真一のふたりの狂犬が話のメインになっている。

『俺たちフィギュアスケーター』

2008年08月16日 | Weblog
俺たちフィギュアスケーター - goo 映画

ふつう

ウィル・スペック、ジョシュ・ゴードン 監督
ウィル・フェレル、ジョン・ヘダー、ウィル・アーネット、エイミー・ポーラー、クレイグ・T・ネルソン、ジェナ・フィッシャー、ウィリアム・フィクトナー、ロマニー・マルコ、ニック・スウォードソン、ロブ・コードリー 出演

マイケルズとマッケルロイはアメリカ・フィギュア男子シングル部門でのライバル同士。マッチョでロックスターのように振舞う男性的なマイケルズに対し、マッケルロイは繊細で女性的と、演技も対照的だ。二人は大会で共に1位になるが、その表彰式で乱闘を始めてしまい、金メダルは剥奪、スケート界から永久追放されてしまう。失意の日々を送っている二人だが、シングル部門以外なら復帰できることを知り、ペアを組むのだが…。

驚くほど手のこんだ、バカ映画。
おそらく元ネタは日本のスキージャンプ・ペアあたりではないかと思われるが、単にスキーをスケートにしただけでなく、友情や恋愛や嫉妬、シモネタなどもうまくちりばめたシナリオとアメリカのフィギュアスケート界のかなりの協力があるようで、現役のスケーターや引退した往年のスターたちががしがし登場している(らしい)。
最高なのはフィギュア最大の奥義「アイアン・ロータス」で、この技を完成させるためにコーチがどれほど苦労したかが爆笑を呼ぶのだが、それ以降盛り上がりに欠けるのがおしい。

アメリカのフィギュアスケートに詳しくないとそのおもしろさを十分には味わえないのも、そういう作品だとはわかっていても、もったいない。