映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『鉄男 II BODY HAMMER』

2010年05月16日 | Weblog
ふつう

塚本晋也 監督・脚本・撮影・美術・編集
田口トモロヲ、塚本晋也、叶岡伸、金守珍、手塚秀彰、浅田修生 出演

平凡なサラリーマン谷口は、謎の集団によって人体を改造されてしまう。だが機械の身体を持った彼は、その力を復讐の為に使うことを決心する……。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=86140#1



個人的塚本晋也祭第四弾

『ブレードランナー』はビルからの転落を救われて終わるが、本作はそこから始まるようだ(笑)。

観客をねじふせる勢いがたりない !!

塚本作品はホモ・セクシャルを想起させるようなシーンがはいるときがあるが、本作の坊主頭上半身裸の男たちはあまり美しいとも魅力的だともいえない。

1のモノクロと比して、本作のカラーは意見が分かれるところかもしれない。

全体80分の作品でラスト20分が、物語の論理的な説明となっているのだが(笑)、それがほんとにとってつけたような印象なのだ。

1は小学生の欲望をすべて満たしてくれるような魅力があったが、本作は大人の分別がそれを邪魔しているような気がする。

『グリーン・ゾーン』

2010年05月16日 | Weblog
ふつう

ポール・グリーングラス 監督
マット・デイモン、グレッグ・キニア、ブレンダン・グリーソン、エイミー・ライアン、ハリド・アブダラ、ジェイソン・アイザックス 出演

フセイン政権陥落直後のイラク、バグダッド。米陸軍のロイ・ミラー准尉と彼の部隊は、大量破壊兵器の発見という極秘任務に就いていた。しかし、上からの指示に従って捜索を繰り返しても、一向に兵器はおろか、その痕跡すら掴めずにいた。次第に、情報源への疑いを強めていくミラー。しかも、ようやく手にした重要な手がかりは国防総省のパウンドストーンによって握りつぶされてしまう。国防総省への不信が募るミラーは、同じ疑念を持つCIAのブラウンと手を組み、独自の調査に乗り出すが……。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=336109



中途半端やのぅ……。
なんじゃこのデキは。エンターテインメント性を強めるのならば、もっとパウンドストーンを強力にして圧倒的な力の差を強調すべきだし、リアリティを出すのならば、もっともらしいことを羅列しないと観客は納得できない。

女記者(エイミー・ライアン)の立ち位置もはっきりせず、なんのために出てきたのかがよくわからない。

一回しか観ていないのでなにか見落としているのかもしれないが、最後の戦いで、車から銃を持ち出したフレディは徒歩で追いかけたはずである。それなのに、車で移動した主人公たちに簡単に追いつくのはなぜだ!