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戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

父島 海洋センターでウミガメと会いました(3) 子ガメ休憩の姿勢

2009年07月01日 | 硫黄島・小笠原村
子ガメたちが元気に遊んでいる水槽には、この写真に写っているような
白いロープを輪にしたものが浮かべられています。
身体をもたれかけさせて休んだりするためのものだと、
ガイドをかって出てくださって、
青い鳥@小笠原さん が教えてくれました。

いろいろと説明してもらいました。
この写真の子ガメのポーズ、手を甲羅の方の部分の上に上げている
姿勢が、「泳ぐのちょっとやめ、小休止」のポーズだそうです。

こうしてみるとウミガメたちの手は、私たちが見慣れている
淡水亀(うちにもミドリガメが二匹います。こんごうたま と しらたま
という名前が付けられています。)と比べると、
相当大きいですね。ウミガメは、ミドリガメのように首と四肢の全部を
甲羅の中にしまうことはできないそうです。

「休憩のポーズがあの姿勢です。」と、青い鳥@小笠原さん
が教えてくれたので、観察していたのですが、
確かに、その小休止の姿勢になるので、この写真も摂れましたが、
ところが、見ていた限りでは、長い時間、休んでいる子ガメは
いなくて、長くても10秒以内ぐらいの短い時間休むと、
また、ちょこまかと泳ぎ始めて、遊び始めていました。

夜はもっと長い時間休むのか、
人間と同じで、子ガメは、休む間も惜しんで、遊ぶのに夢中なの
かもしれません。

小笠原 海洋センターのホームページにも紹介されている
保護した卵も見ました。水槽は布で覆ってありました。
同じように孵化の時を待つ卵が学校にも置いてあるのだそうですが、
孵化の時には、海洋センターの方に学校から運ばれてくるのだそうです。

海洋センターは研究、追跡もしている施設ですが、
ウミガメが成長する確率をあげるために、ここで育ててから
海に返す、子ガメ養育もしてくれているそうです。
生まれたばかりのカメは、ピンポン玉大の卵から生まれるのですから
まだ小さすぎて、いきなり海では、危険が多すぎるのを
ある程度の大きさ(あんまりかわいいので、一つ持ち帰りたい衝動に
駆られても、ポケットには入らないぐらいの大きさ。一歳)
にして、海で生き抜きやすい大きさにまで育てているそうです。
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