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戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

できたて 小笠原村父島の 大木さんのお塩

2009年08月27日 | 硫黄島・小笠原村
6月の父島経由硫黄島への慰霊墓参の時に、父島の字小曲コーヒー山の
大木さんの、「小笠原の塩」
http://www.ogasawaranoshio.com/shopsetsumei.html
作りを見学させてもらいました。

大木さんのお塩の評判を聞いていましたので、、出発前に見学をさせて欲しいと、連絡をいたしました。
おが丸到着日(硫黄島行き特別便出発日)が土曜日でしたので、「土曜日には作らないので、出航日(硫黄島から父島への到着日)の火曜日なら見せられる。」と、
おっしゃっていただきました。


大木さんの塩作りの前に、「海洋センター」を見学をガイドしてくださった、
「青い鳥@小笠原」さんが、「場所、分かりますか?」とご親切に訊いて下さったのに対して、「調べてきたので、行けると思います。」と、言ってしまいましたが、すぐに私のいい加減な返答に不安を感じていただけたようで、「青い鳥@小笠原」さんに、コーヒー山への分岐の地点まで、送っていただき、道を教えてもらいました。教えていただかなかったら、曲がる場所が分からずに、行けなかったと思います。

舗装道路からコーヒー山への山道をスクーターで進むと、同じ道にスクーターできで来ている二人組みがいました。大木さんに連絡をして見学を希望した方でした。

着くとさっそく、塩を煮ている釜のある作業場を見学させてもらいました。まだ、かなり水分が残っていました。
塩作りの日には、軽トラックで海と3往復して海水を運ぶことや、
煮ている釜のことなどを解説してもらいました。

大木さんの「小笠原の塩」は土産物店にありますが、出発前にホームページで確認したときには「売り切れ」となっていた「特撰つぶ塩」も在庫があるということでしたので、買わせていただきました。

その間にも塩の釜を気になさっていた大木さんにも、煮ている具合を見ながらの作業ですから「採塩」のきっちり正確な時間は前もっては分からない様子で、釜の様子をチェックなさっていました。
そろそろ、見学も終わって、帰ろうかという時間に「もう、間もなく、見せられる。」とおっしゃっていただきました。

ほどなく採塩が始まりました。ほとんど水気がなくなった釜から、大きなザルにみるみる塩が盛られて行きました。きらきら輝いてきれいな粒だった様子が、この写真でも分かると思います。

暑い中での真剣な作業を見せていただくことができました。


大木さんのお塩の味は、他のお塩と比べても、私には、ナチュラルでシンプルな味であるように感じられます。「塩本来の味が分かる。」と思いました。塩長年の経験と熟練による入念な作業、手間ひま以外には、一切何も足していないお塩 だと思いました。原料は小笠原父島の海水ですから、丹念な作業で決まるという塩作りの様子を見せていただきました。
工程を大木さんがームページで紹介なさっています。


「特撰つぶ塩」は、そのまま食べると美味しいですし、「つまみ」になります。
お土産に、買って帰った「小笠原の塩」は、とても喜ばれました。新鮮な野菜につけて食べたりすると美味しさが分かりやすいです。お豆腐も塩でたべると味が引き立ちます。美味しい塩は、「食べる」ということにとって重要で貴重なことだと思いました。
大木さんが作った「小笠原の塩」は、インターネットで購入することができます。


大木さんのお塩作り見学の後は、亜熱帯植物センターに向かいました。
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