東京株、続落＝一時２５０円安―円高進行を嫌気

東京株、続落＝一時２５０円安―円高進行を嫌気

内閣改造の日にこの下げ、ご祝儀相場といかないのですね。

円高の1$=100円台になって輸出はもちろん、急激な円高はインバウンドなどの国内旅行業にも影響します。

まして今日は卸を除いて他の業種は下げています。

折角のＥＴＦ購入の話も無駄になりそうな状況になっています。

こうなると欧米の株価の上昇待ち？のような目線になってしまいます。

中国などは上げているというのに。

福島の観光客5000万人突破 震災前の９割回復

福島の観光客5000万人突破　震災前の９割回復

幹事長に二階氏、高村副総裁留任…自民党新役員

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160803-OYT1T50084.html

手堅いですね。
党の人事がこうなるとそれなりに官邸と自民党の差が埋まります。
これまでは官邸主導で何事も進んできましたが、
党でも立案や意見が出てくると思われます。

特に改憲などで自民党案が不人気だったのですから、
現実的な話をして国民的な議論を盛り上げられれば良いのでは？

自民党の政策の信任はそれなりに選挙結果からなされたと言われ出しています。
アベノミクスが否定されなかったが、今後の経済政策に過信もしていないようです。
だから、新三本の矢や地方創生、成長戦略、本当の意味での構造改革など
痛みも伴う事もあるのでしょう。

安倍首相の次の総裁選へ向けた政策が成功するかで
2018年の総裁選に長期政権の夢が掛かってくるのでしょう。

このまま、明確な対策や効果が出ないと人事などの任命責任などで
厳しい話になっても不思議ではないです。

もっとも厄介なのはリスク回避の円買いのような根拠のない行動で対処すらし難いです。
財務省の消費税増税のような組織の自己都合の対応もまた苦労でしょう。

理想は長期政権で、国際的にも認知される日本の首相なのですが、
現実の経済や組織の攻防で必ずしも可能なのか予測不可能な状況が続いております。

北朝鮮“ノドン” 秋田沖の排他的経済水域内に落下

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160803/k10010619621000.html

28兆円経済対策、「未来への投資」見えず

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS02H6F_S6A800C1EA2000/

例えばNHKの記事はこんなタイトルです。

２８兆円余の経済対策決定 ＧＤＰ１．３％押し上げ見込む
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160802/k10010618541000.html

「一億総活躍社会」３兆５０００億円
インフラ整備は１０兆７０００億円
中小企業に対する融資の拡充などに１０兆９０００億円
熊本地震や東日本大震災からの復興などに３兆円程度

日経の編集方針なのか経済対策に否定的な話です。
この経済対策でも現実的な経済の格差などの解消により個人消費が伸びるのも考えられますよね。
で『強い構造改革が不可欠』ってその方が危険性は高くなりますよね。
規制緩和で失敗してのバス事故などの反省からすれば安易な緩和は危険です。

ちょっと気になるのは『低成長下でも持続可能な社会保障制度や財政制度』と言ったら、
他のマスコミはやんやの批判だらけになりますよ。
早い話、福祉切り捨て、徴収は増やすなど国民に不都合で視聴者の不満を釣って視聴率稼ぎますから。

また、ツケ回しについても現実的なプライマリーバランスの状況による話でしょう。
これって結構難しいです。
経済効果による税収の伸びと災害など不測の事態に対応ですから。

あと若者に対する支援や派遣社員など努力我慢している方への思いやりが必要なのでしょう。
一概に経済と言っても最近は正社員だけの経済情報でもなく、
多くの読者や閲覧者を意識するとこうした記事になるのも理解されます。
正社員化の途中経過など捕捉する事で自民党が経営団体に呑まれていないのを印象付けしてみてはとも思います。