韓国世論が変化して南北融和からせめても人道支援以外は元の米韓同盟へと帰結する傾向にあるのでしょう。
せっかく瀬取りまでさせて庇ったのにこれですから。
同胞とか民族とか夢見たであろう心理は理解しても結局政治的、軍事的な壁を越えて互いに理解できるような状況ではないのでしょう。
最大の障害はアメリカの完璧な核廃棄やミサイルの撤退でしょうか?
結局、アメリカ、トランプ大統領は核廃棄の過程を待てない政治解決能力が無能な状態なのかと思われます。
おそらく、日本や国連が騙されるとは思っていても査察を受けさせた功績は大きいと思うでしょう。
トランプ大統領にはそう言う概念が最初からありません。
アメリカが核の脅威になければ良く、それは北朝鮮を空爆しても可能なのですから。
まして中国ロシアも北朝鮮の核廃棄には賛成ですから逃げようが無く、時間稼ぎを繰り返す事になります。
アメリカが切れない程度の様子見をしてどうにか経済制裁の解除をさせようとしているのでしょう。
つまり、アメリカが思う構想と北朝鮮が即刻解除して貰いたい意向との間に乖離があります。
条件闘争に応じて欲しい北朝鮮にとっては完璧な核廃棄の壁は厚く、経済制裁の解除は望めません。
韓国もアメリカがここまで意固地に完全な核廃棄しか解除の条件にしないとは想像していなかったのでしょう。
長距離だとアメリカが会談をしないから、短距離で気を引こうとしたのが、韓国民にとってそれは迎撃ミサイルを攻撃するような距離感だったのが立腹なのでしょう。
そして何やらまた太陽と北風で言う北風の方にシフトせざるを得なかったのと推察します。
北朝鮮が読み違えた部分を少しづつ修正しないと南北融和もそうですし、経済制裁の解除や支援は難しいのです。
最大の問題は金正恩委員長が自分の取り巻きを変えてしまったので、これを説明して少しでも経済制裁を緩和するような方向へ向き直すのさえ希望が持てません。