若い世代の貯蓄率が高まる背景に年金への不安があるのは妥当なように思えます。
ただ、賃金を上げれば物価も上がりますから単純に消費に回ると言うのは安易な気がします。
若い人達の消費傾向には二つの特徴があるのかと思っています。
ひとつには車社会でなくなってきたのかと言う側面です。
田舎はまだ車がないと生活が不便ですから必須ですが、都会ではそうでもなくなってきています。
二つ目の特徴はやはり通販なのかと思います。
買い物に出掛ける、それもより都会とか良い百貨店に行くようなのが無くなりつつあるのでないかと見えます。
昔のように人より良い物を身に着けるような見栄張りは流行らないような感じです。
なのでオーダーメイドのような消費も減っているのだろうと思います。
賃金を上げる必要性がある年収の層もありますが、金持ちには良いより物を消費して貰うのは承知して貰わないと消費の拡大に繋がりません。
それにm&aのルール化などで内部留保を少なくて済むような仕組みを作らないと儲かる会社だけが富んでしまっています。
それが消費や投資に回らないと資金の流通が伸びません。
東京オリンピック後の開発計画、またはイベントを企画して活性化させるようでないと厳しいかもしれません。