2%の物価目標に対して
>前年同月比は0.9%の上昇 前月比(季節調整値)は0.1%の上昇
は上昇している実感があるのですが。
簡単に言うといろんな物の値上げや隠れ値上げ(価格は同じで中身が減る)が横行しています。
しかも米中貿易協議や中国の伸び悩みで輸出は下がっています。
つまり、デフレ懸念にしては物価が上昇していると言う話でしょうか?
その一つが人手不足なのですが、物価に転嫁しています。
えっ、記事にはそんなのはダメとか書いてあるじゃんと言われるでしょうが、輸送費等転嫁しています。
でないと0.9%と言えども上がりませんよね。
原油の供給もダブついているから上がらないのにこれだけ上がっていれば当然人件費等です。
人件費だけではなく、省人化の設備とかもその一つです。
それと上げられる時に上げるというのもあるはずです。
日本は横並びをしていますから、価格破壊とかすると市場そのものも寂れる危険性があります。
家電量販店が競って安売りをしてメーカーに押し付けたら、メーカーは潰れますよね。
そうしたら、嫌でも安くはなってくれません。
儲からない商売をするとも思えませんから、量販店も成績が悪ければ閉店するしかないのです。
結果として、消費そのものは良くなくても価格は維持されるか、上がる機会を見て上げるのでしょう。
バスの問題もそうなのですが、上げないとやっていけないが高いと乗らないとか他の方法へと変えていくのかもしれません。
物価の上昇に全てが変化するとは限らないので他の方法が伸びたり、消費そのものが無くなったりします。
つまりは物価の品目そのものも変化していて過去と比較すら難しい点もあるのでしょう。
国産から輸入品などに変えて安い物を選択するなどしていれば物価は上昇しないが、デフレで不況になりますよね。
日本の場合、人件費の高騰で物価上昇と言う図式はあるにしてもその他に原油価格、為替、また輸入品の価格、それに関税等も影響しますよね。
それに大きいのは隠れ値上げのような手法までカウントが可能なのかです。
上げない努力もそうですし、また拡販により薄利多売で乗り切るのもありますからなんとも難しい話かもしれません。