昔、黎明期のテレビはそれこそ司会者はきちんとしていました。
また、アナウンサーもそれなりの人物で身なりもそれ相応でした。
視聴率を気にし出してから、有名タレントとかで司会進行よりも冠番組の色彩が強くなってきました。
更にはアイドル、お笑い等を起用する辺りから本来の進行役は別にいる、または影の声等でフォローする形になったのかと思います。
その影響かADやプロデューサーがもて囃されてきました。
それに加えてフリップや一面記事のセットなど事前に用意された資料が登場してそれに従って進めていくパターンにもなりました。
それとお笑いが入ってきた事でツッコミが入るようになりました。
それにネットを意識してか必ずしも聞きごちの良い話ではなく、毒舌と言うのも増えましたよね。
また、血税とかの表現で煽るような事も増えたのでしょう。
あと、物真似などの所為なのか、俳優を起用する所為なのか他の人よりもデフォルメして伝える人も増えたように思えてきます。
素人弄りではありませんが、特色のある人物等を必要以上に扱うのもあるのかと思います。
また、私感が増える傾向なのは仕方ないのでしょうが、勉強不足、思慮不足が目立つのも仕方ないのでしょう。
結果として一過性の騒ぎでしかないのです。
ふと見ていて立ち位置からすると意見よりも説明や集約をしないと番組が纏まらないのですが、それでもテレビは過ぎていきます。
話は変わりますが、最近はどちらかと言えばテレビショッピングなどの方が穴埋めにされているようですね。
ネットでもプレゼンの動画とかが人気でドタバタの茶番に飽きているのかと思います。
それでコメンテーターも説明が上手い人や一般的にも通用する人の方が増えている印象です。
未だに何か突飛な事をして目立つ人もいますが、何か災害等があると相応しくない、またはなるべく控えめにさせるしかないのでしょう。
よく司会者が夏休みを取って、代理にコメンテーターなどがその司会を務めるパターンがあるのですが、やはり難しいのが分かる瞬間があります。
捌き切れない情報量や瞬時の判断等、なかなかうまくいかないのを見るとあれでいてなかなか大変なんだろうと感心します。