どうせボラティリティー(Volatility)を利用して儲けたい人達の動きでしかないのは承知の上かと思います。
通常の為替交換する必要の有る業者には余計な労力を使う事態でしか有りません。
そもそもユーロはドルに近い動きで大きな変動がない状態です。
人民元も似たような事になっています。
それに比べて日本だけが米ドルにリンクする動きを軽視しています。
結局、アベノミクスでやった事が問題なのは分かっていてもこう事になると想定していませんでした。
と個人的に思っています。
アベノミクスの問題点はインフレになるのでも通貨供給量が多過ぎての話で海外の影響ではありません。
しかもグラフで見るとアベノミクス よりも新型コロナの給付金、支援金の方が多く通貨供給していました。
なので金融政策云々よりも給付金、支援金や賃上げの方が景気には効果的でした。
それでもそれを終了した時点で見切りをつけた会社もあるのかと思います。
他国が大盤振る舞いしたのに日本はそうもいかなかったので個人消費は伸びない中で海外からのインフレに突入して当初目標のインフレ率に到達してしまいました。
なので金融政策の維持と言う話よりも財政難だった頃の国債発行で金利を上げると予算が組めなくなります。
検索してみると既に国債償還が国家予算の22.6%を占めています。
もう一つの言い訳はおそらく金融緩和政策をやめたら、日銀の保有する国債を売れとなりますよね。
これまでなら日銀が買い上げて成立していたのに銀行などが買う事になります。
当然ですが、国債の購入先が不安定になります。
以前も売れていたのですけど、高金利なら他の物になる恐れもあります。
国債の売り先を探して確実にしないと国債の価値も揺らぐかもしれません。
外国人の手に渡ると結果的に国の信頼に及びます。
だから、円安ドル高を解消するなら、その前に予算の健全化を真剣に考えないといけない所まで来てしまったようです。