考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作問題「服」答と考え方10~12

2014-12-30 17:33:16 | 英作 解答
10. コーヒーをこぼして、シャツを汚してしまった。
→コーヒーをこぼすは、
・to spill coffee on my shirt.
※覆水盆に返らず There is no crying over
spilt milk. のspill である。
他には、
・I got coffee all over my shirt. all over でコーヒーだらけ、といった意味。上のon でもよいが、all over なら広範囲にこぼれて、というニュアンスになるだろう。

コーヒーをこぼすが言えないとして、言わずに言う、「ほのめかし技法」では、
・I was careless when I was having coffee. I needed to wash my shirt.
・I was thinking about something when I was drinking coffee. My shirt got dirty with coffee.
・I should have paid more attention when I was having coffee. My shirt needed washing right away.

・I was having coffee, and my hand shook a bit and some coffee dropped on my shirt.
・I wasn't holding my coffee cup tightly enough, and I got coffee stains on my shirt.


11. ズボンに穴があいた。
→穴が開くとは、ある物が穴を得ると考えて
・The pants got a hole.
ちなみに、穴をふさぐは、mendやfix が使える。I fixed the hole in the pants myself.

12. これは私の一張羅(≠勝負服)だ。
→持っている服の中で一番良い服、として
・These are the best clothes I have.
・This is one of the best clothes I have.

clothes という単語は、常に複数である。ある一つの服を指すのであれば、具体的にa coat ,
a jacket, pants, jeans, a shirt, 等言った方が
良いだろう。

・This is my best shirt. This is my best coat.

勝負服について考える。勝負服と言う時、その単語には、何らかの目的が内包されている。 単なるいい服というより、むしろ、ある強い動機をもって着る服が勝負服だろう。デートで異性により良い印象を与える、パーティーで目立つ、就職の面接で、好印象を与える、など。
・I wear them to win her heart.(射止める)
・I wear this suit at a job interview.
・I wear them so everybody looks at me at a party. (目立ちたい)
・I wear them to impress her on a date.
・I wear them so I can get a boy friend.
・I wear them because they make me look more attractive, I hope.

上記の文は、勝負服そのものの英訳ではない。
ネイティヴなら、ズバリの単語を知っているだろう。ここでは、それが問題ではない。いかに考えることにより、基本的な英語だけで、限りなく自然で、通じる英語を自力で案出することができるかが、問われている。言語の目的は、意図を伝えることである。 あらゆる単語や、表現は、ある一つの想いを伝える為に使われる。知らない単語にとらわれては、ならない。登山の際、頂上に至る道は、複数あるのと同様。

この考え方は、英文読書でも同じである。英作に秀でると、英文読書も上達する。なぜなら、正しく英作修行を行うと、考える習慣が身につく。見た目に囚われず、本質を見るようになる。英文読書においては、知らない単語に囚われず、いかに著者の言いたい事をつかむかが、
その秘訣となる。英作(アウトプット)と読書(インプット)の関係は、車の両輪の如く密接であり、相互に補完し合う。吐く息(アウトプット)と吸う息(インプット)を連綿と行う呼吸の如く、英語学習もやはり、自然の法則と同様、バランスを大事にする必要がある。
コメント
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