世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

のいちご

2014-03-16 06:30:12 | 画集・線刻派

これは、同人誌の表紙の原画です。

かわいらしいですね。かのじょの心そのものだ。かげりのない明るい瞳には、嘘のかけらも見えない。
こんなひとみを描ける画家は、そういません。

かのじょには、絵の才能がありましたが、それを正しく育ててくれる人はいませんでした。周りの者は、かのじょの絵を酷評した。ゆえにかのじょの作品は、だんだんと縮こまってゆき、このような線だけの作品になってしまいました。

家事や育児をしながら、救済ということを考えながら、ほかにもいくつものことをこなしながら、絵画表現もしていくとなると、極限にまで、単純化していかざるを得なかったのです。

しかしそれでも、この表現はおもしろい。試練の天使がこれに、線刻派と名付けてくれたのを、うれしく思います。
わたしもこの方法を用いて、表現を試みてゆきたいと思います。

なお、わたしはこのブログでは、かのじょ風のかのじょらしい表現をまねしていくことを、心がけていきます。かのじょの表現力をもってしか表現できないという限界があるからでもありますが、わたしたちも、法則的に、かのじょに負担をかけすぎている。

かのじょ以外の天使が、ほとんど死に絶えるなどという事態が来るとは、わたしたちも予想だにしていなかったのです。

ここまでやってくれたかのじょをたたえ、かのじょに十分に心配りをしながら、わたしなりのことを、やっていきたいと思っています。



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ショールをつけた天使

2014-03-16 03:42:33 | こものの部屋・第3館

       


以下は引用ではなく、解説です。
かのじょの編んだショールです。美しいでしょう。編んだ人の心が伝わって来るかのようです。

このような、女性的な手仕事をしてくれる天使は、めったにいません。事実上、かのじょだけです。天使はこんなことをするものでは、ありません。

かのじょは、こういう、細やかな手仕事をする女性たちを、愛していました。まるで、小さな真珠をひねり出すように、かわいらしく暖かいものを、女性たちは作り出す。

このような、かのじょたちの才能に、光を与えてやり、栄養を与えてやれば、どんなものが育つだろうと、かのじょは考えていたのです。

本当に、あと2000年も、あなたがたとともに生きていくことができたなら、かのじょは、あなたがたの美しい成長を、もっと見ることができたでしょう。

なぜ、かのじょが、あなたがたのために、あれほどにまでがんばったのか。それは、かのじょが、あなたがたに夢を持っていたからです。

大切に育てれば、どんなにすばらしいものになるだろうかと。

天使は皆そうです。何度裏切られても、夢を捨てきれない。がんばればきっと、人類はよいものになると。

だから今もわたしたちは、こうしてやっているのです。






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