世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

振り向く月の王

2014-03-23 06:56:44 | 画集・線刻派

かのじょが描いた月の王は、こちらの世界でのかのじょの姿を写したものですが、これは霊的世界でのかのじょの姿をモデルにしています。

おわかりになると思いますが、わたしたちはみな、このようにオーソドックスで古風な顔をしています。しかしかのじょのこの風貌は実に個性的です。他にはめったにありません。

実は、わたしたちにも、コンプレックスはあります。かのじょは、この美しい顔が、自分ではあまり好きではありません。
本当は、かのじょは、もっと男らしくなりたいと思っているんですよ。おかしいでしょう。

天使はみな、美しいですが、完璧な美を持っているものなどいません。それぞれに激しい個性があり、その個性が絶妙のバランスをもって表現されている。それぞれの顔がある。

それそのものだという顔は、その人の欠点をも大きく表している。どんなにがんばっても、他のだれにもなれない自分がその顔に現れている。

それが一種のコンプレックスになって、自分の中に現れることもあるのです。

もちろん、わたしたちは、コンプレックスの活用の仕方も知っています。

感情と言うものは、自分の中で飼いならしている鳥のようなものだ。時に自分を悩ませたり、騒がせたりしますが、その美しい様子と声はわたしたちを楽しませもする。

わたしは、かのじょのコンプレックスがかわいい。
かのじょはかのじょで、自分のコンプレックスを愛に変換して、あらゆるものに尽くそうとするのです。

自分の中の、生意気な感情や、馬鹿みたいな感情も、ときに見つめ直し、愛を注いでみましょう。

自分の心の世界が、豊かになっていくことでしょう。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木の十字架

2014-03-23 04:12:14 | こものの部屋・第3館


       


そうすると、イエス様の、左手の傷が、なくなりました。このようにして、一足一足歩くたびに、イエス様の傷は、花々の祝福の歌に癒されて、消えてゆきました。風が、白い絹の服を持ってきて、イエス様の体に着せました。イエス様は、服を着るなど、何千年振りだろうと、おっしゃいました。すると、足元の白いキクの花が、言ったのです。

「ああ、イエス様、何で今まで、だれもあなたに、服を着せなかったのですか?」





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする