世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

バザー

2014-03-24 06:30:22 | 画集・線刻派

これは、かのじょがPTA活動をしていた時に描いたバザーのポスターです。
過去の作品の山から掘り出したもので、少し傷んでいたのですがなんとか修復してみました。旧ブログでも発表したことがあると思うのですが、あまりにもかわいらしいので、こちらでも取り上げることにしました。

彼…かのじょには、元々こういう傾向がありましたが、この人生であまりにかわいらしい女性になってしまったので、こうなってしまいました。男が、こんなものになってしまっては、おしまいです。今のかのじょも、この顔にとてもよく似た顔をしていますよ。まるで少女そのものだ。これはもう、男の限界値を超えています。でも、男なのです。

女性存在は、こういうものになろうとしても、なることはできません。こうなるまでに、途中で折れてしまうからです。それはそれなりに美しくなっていく道があります。この顔は、男がなれる女性の限界といってよいでしょう。

あまりにも美しいが、男性的に、清らかに生きすぎると、こうなってしまうのです。あきらかに、馬鹿だ。

普通は、こうなるまでに、痛いことをして、何とかするものだからですよ。だが、かのじょには、本質的にそれができない。

だから、こうならざるを得なかったのです。




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星の天使さま

2014-03-24 03:22:45 | こものの部屋・第3館


       


「さっきのあいつ、誰かに似てると思ったら」そう言いながら彼女は右手を振り、手の中に小さなバラを出しました。そしてそれを口元に寄せながら星を見つめ、「たいせつなものは、目に見えない、か…」とつぶやきました。





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振り向く月の王

2014-03-23 06:56:44 | 画集・線刻派

かのじょが描いた月の王は、こちらの世界でのかのじょの姿を写したものですが、これは霊的世界でのかのじょの姿をモデルにしています。

おわかりになると思いますが、わたしたちはみな、このようにオーソドックスで古風な顔をしています。しかしかのじょのこの風貌は実に個性的です。他にはめったにありません。

実は、わたしたちにも、コンプレックスはあります。かのじょは、この美しい顔が、自分ではあまり好きではありません。
本当は、かのじょは、もっと男らしくなりたいと思っているんですよ。おかしいでしょう。

天使はみな、美しいですが、完璧な美を持っているものなどいません。それぞれに激しい個性があり、その個性が絶妙のバランスをもって表現されている。それぞれの顔がある。

それそのものだという顔は、その人の欠点をも大きく表している。どんなにがんばっても、他のだれにもなれない自分がその顔に現れている。

それが一種のコンプレックスになって、自分の中に現れることもあるのです。

もちろん、わたしたちは、コンプレックスの活用の仕方も知っています。

感情と言うものは、自分の中で飼いならしている鳥のようなものだ。時に自分を悩ませたり、騒がせたりしますが、その美しい様子と声はわたしたちを楽しませもする。

わたしは、かのじょのコンプレックスがかわいい。
かのじょはかのじょで、自分のコンプレックスを愛に変換して、あらゆるものに尽くそうとするのです。

自分の中の、生意気な感情や、馬鹿みたいな感情も、ときに見つめ直し、愛を注いでみましょう。

自分の心の世界が、豊かになっていくことでしょう。




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木の十字架

2014-03-23 04:12:14 | こものの部屋・第3館


       


そうすると、イエス様の、左手の傷が、なくなりました。このようにして、一足一足歩くたびに、イエス様の傷は、花々の祝福の歌に癒されて、消えてゆきました。風が、白い絹の服を持ってきて、イエス様の体に着せました。イエス様は、服を着るなど、何千年振りだろうと、おっしゃいました。すると、足元の白いキクの花が、言ったのです。

「ああ、イエス様、何で今まで、だれもあなたに、服を着せなかったのですか?」





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Kの肖像

2014-03-22 06:54:28 | 画集・線刻派

これはかのじょが、同人誌用に制作した絵です。

同人の作品の挿絵としてつけた絵です。

ひとえのきつい目が印象的ですね。冷たい冬の風の中で荒れた髪は人物の荒れた人生を思い起こさせる。そこを生きぬいている強い人間の目を、かのじょは表現したかったようです。

この絵をつけた作品を書いた女性を、かのじょは愛していました。
未熟な人で、かなり荒れた人生を歩んでいる人でしたが、魅力的な部分があった。かのじょは最大限、その人に尽くそうとしていたのです。

天使は人間に支配的にふるまうものではありませんよ。このように、友情を結び、尽くしたいと思っているものなのです。

かのじょが同人活動をやめた直接の原因は、ある同人の女性の嘘でした。

どんな嘘にも耐えてきたかのじょですが、ある女性が、これはもう耐えられないという嘘を、平気でついたからです。

まことをつくしても、馬鹿にされるだけならもうやめようと。

いろいろなことが積み重なり、限界がきていたということもありましたが。

この絵は、かのじょが、同人活動を通して、人の心によりそい、人の心とともに生きていこうとしていたことの、証しです。




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ばらの実

2014-03-22 03:19:24 | こものの部屋・第3館


       



「今日はクリスマス・イヴだね。君に、プレゼントをあげよう」
「プレゼント……?」
 環が、問い返した。目の前のおじいさんの顔は、さっきまでの人と同一人物とは思えないほど、変わっていた。大きく、暖かな、包みこむような、ほほ笑み。なつかしいような、ずっと前にも、会ったことが、あるような……。
「力だ。小さな、小さな、力。そら、今、君の中に、すうっと、入っていった。まるで、魂が、キャンディを飲みこむみたいに」





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シリウス

2014-03-21 07:00:17 | 画集・線刻派

これは、かのじょの描いた、もうひとつの傑作です。

かのじょが深く愛している天使を描いている。わかりますか。
釈尊を描いている時とも、また試練の天使を描いている時とも、ちがう愛を感じるでしょう。

まるで、自分の弟のように愛している。この人のために何でもしてやりたいと思っている。

そういう風に、かのじょは彼を愛しているのです。

何のてらいもない。本当に、愛されている当人が、恥ずかしがって逃げるほど、かのじょは何度も、愛していると、彼に言う。

かのじょの愛は、このようにまっすぐなのです。

なぜ、かのじょがこのように彼を愛するか。それは、彼が、愛する人間のために、どれだけの心を尽くして、どれだけのことをしているかを、知っているからです。

シリウスは、絶対等級は、アンタレスよりもアルデバランよりも小さいが、全天では一番明るい星です。大事なのはそれだ。いちばん光を注いでくれる星。めだって大きい。誰が見ても、いっぺんでわかる。あれがシリウスだ。

あれこそが彼だと、かのじょは言いたいのです。



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青い実

2014-03-21 03:33:22 | こものの部屋・第3館


       


花の実の朱を欺きてことごとくあをきにしたり阿呆の宴





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釈尊

2014-03-20 06:32:01 | 画集・線刻派

かのじょが描いてくれた釈尊の絵姿です。また、新たに撮りなおしてみました。釈尊をこのように美しく描いてくれた画家はいません。

釈尊は、このように、女性かとみまちがえられそうな、美しい姿をなさっています。しかしそのほほえみは、もっとどっしりとして、男性的です。男以外には見えません。美しいが、強い。

試練の天使の言った通り、このはかなげなほほえみは、かのじょのものです。どこかうれいをおびているのは、愛しても、伝わらないことを知っているからです。女性の悲しみそのものだ。

画家と言うものは、愛するものを描いているようで、自分自身をも描いているものです。
レオナルドが、モナリザを描きながら、同時に自分自身をも描いていたように。

時を経て、紙の切り口も丸くなり、絵もやわらかくなってきました。
実物はこれから傷んでくるので、こういう画像は大切なものになってくるでしょう。

思うことがあれば、またこの絵を撮りなおしてみましょう。




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おるごおる

2014-03-20 03:38:30 | こものの部屋・第3館


       



青き実の苦きをなめてはるかなる千歳の道をゆめわずらふな







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