Dr. 讃井の集中治療のススメ

集中治療+αの話題をつれづれに

臨床にダイレクトにつながる 循環生理 刊行しました

2014-11-14 23:04:33 | 循環

臨床にダイレクトにつながる 循環生理

https://www.yodosha.co.jp/medical/book/9784758117616/index.html

http://www.amazon.co.jp/臨床にダイレクトにつながる-循環生理~たったこれだけで、驚くほどわかる-Richard-E-Klabunde/dp/4758117616/ref=pd_ybh_1

ようやく出ました。翻訳です。

まず原著がきわめて高い評価を得ています(amazonで7人中6人が5つ星)。

解説が丁寧(でときにくどいくらい噛み砕いて説明してくれています)、章末にテストがついていたり、臨床問題があったり、至れり尽くせり、筆者の誠意を感じます。

本来、医学生向けですが、初期研修医、循環生理を復習してみたい臨床医、循環器にどっぷり浸かっている臨床工学技士や看護師にとって、いろいろ学ぶところが多い本です。ただ、最初から読破しようとすると挫折する方もいらっしゃるかもしれませんので、必要なところ、気の向いたところから読むことをお勧めします。

読みやすい日本語にするのに結構苦労しました。読める日本語になっていると思いますが、わかりにくいところは是非ご指摘ください。ご評価お待ちしています。

 

以下、「監訳を終えて」の一部。

.......。呼吸生理の入門編にはWestのRespiratory Physiologyという定番が存在しますが、循環生理にはそのような入門編の定番が存在せず、十年以上前からずっと探していました。石黒先生から「この本を翻訳したいのですが...」と本書の原著をご紹介いただいたときの第一印象は、まさしくこの本こそが長い間探していた循環生理入門編の定番ではないか、というものでした。丁寧な解説の中に理解を促す症例・練習問題や復習問題が散りばめられた本書の監訳を終え、原著者である Klabunde先生の溢れる誠意を感じ、原著がきわめて高い評価を受けているのも当然のことと思いました。ここまでおつきあい下さった読者も、リズム良く解き明かされる“なぜそうなるか”の連続に、“読んでいて楽しい”と感じたのではないでしょうか。.......

 


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