”う○こアレルギー”と”女子十二楽坊”

去年、浄化槽の設置を村に申請しておいた。浄化槽は村で補助金が出るため安く設置出来る。施工業者は入札で決まるため、どこの業者さんがやってくれるのかはわからない。
申請してから半年以上経って、やっと今日から浄化槽の工事が始まった。施工業者は水道工事をやってくれた設備屋さん。以前も良心的にやってくれたところで気心が知れている。
まずは以前から設置してあった古い浄化槽の撤去から始まった。事前に汲み取りをしてもらっていたので、中にはほとんど何も入っていないが、それでも少し汲み残しがある。
その浄化槽をユンボで吊り上げて撤去するのだが、ロープを掛けるのに浄化槽の中に手を入れなければいけない。３人で来ていた設備屋さんだが、浄化槽の中に誰が手を入れてロープを通すのかで揉めている。
そして、その中のひとりが僕に向かって、「俺たち、”う○こアレルギー”なんだ。」と言う。
設備屋さんが「”う○こアレルギー”じゃ、仕事にならないでしょう？」と問いかけると、「だから薬飲んでいるんだよ。」と答える。（笑）
誰でも、汚い仕事は嫌なもの。笑いながら、仕事をしている彼らが微笑ましかった。

仕事終了後、設備屋さんの社長さんに、自宅のホームシアターに誘われたので、ちょっとだけお邪魔した。８畳ほどあるスペースはDVD見るだけのスペース。画面はコンパネ３枚分ほどの大画面。DVDの数もかなりある。「音、聴いてみる？」と言われ、取り出したDVDが氷川きよしライブ。う～ん、趣味じゃないと思いつつも、１曲聴いたあと「もう一部屋あるんだよ。」と連れて行かれた部屋が、今度は２０畳ほどのスペース。なんとこちらでも大画面でDVDが見られる。
こちらでは女子十二楽坊のライブが始まった。大画面での映像はかなりの迫力。何曲か見せていただいて、次回はゆっくりお邪魔させてもらうことで失礼をしてきた。
”う○こアレルギー”と戦いながら、仕事が終わったあとは、優雅な時間を満喫している設備屋さんだった。（笑）