いっそのこと、『小沢新党』とでも名乗ったほうがよっぽど解り易い!
何を思ってこんな政党名にしたのだろうか?
衆参の会派名としていたので、可能性は『無きにしもあらず』ではあったが
まぁ、「国民の生活が第一」と命名しておきながら、全く国民をバカにして
いる名称である。
『自らもお馬鹿』ではあるが、一方で「国民も馬鹿にしている」名称である
ことに気が付いていないから、一層の「お馬鹿」である!
NHKの世論調査では、あまり期待しないが3割超、全く期待しないが5割超!
これまで発足当初は、国民の淡い『期待』があり、半分くらいは、『期待』的
傾向であったが、今回は最初から落第点である!
その上、あまり期待しないが5割超、全く期待しないが3割超!ではなくて
あまり期待しないが3割超、全く期待しないが5割超!という悲惨な結果!
小沢剛力も既に通用しないほど、国民から飽きられた存在である。
これに追随した民主党議員も時流を見るを誤ったと言わなければならない。
こういう情勢の中で、小沢が『頼みの綱』の一つとしていた大阪の橋下は、
これまでの姿勢を大転換し、野田政権を評価する発言をするなど混迷状況。
一部のメディアでは、ようやく橋下の無能を論評し始めたようだが、彼の
本質を徹底的に暴露批判し、ファッショ勢力が国会を席巻するような事態を
阻止しなければならない。
橋下や川村や石原と連携を考えている時点で小沢新党は落第だし、
『消費税増税反対』や『脱・原発』の方向性も国民受けするための演出に
過ぎないものだ。
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ここで、小沢の地元である東北で発行されている河北新報の社説を
引用して紹介する。 (なお、この論調に全面賛成という訳ではない)
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小沢新党旗揚げ/権力闘争の果ての到達点
河北新報・社説 - 2012年7月12日(木)
権謀術数渦巻く永田町で、政党の破壊と創製を繰り返してきた人だ。その意味では、「決起」は驚くに値しない。多くの人が「またか」という感想を持ったに違いない。
一方で、この既視感は混迷する政界の現状に照らすとき、ひときわ深く苦い。先が見通せないという点で、閉塞(へいそく)感にもつながっている。
小沢一郎元民主党代表がきのう、新党「国民の生活が第一」を旗揚げした。結党の経緯、構成メンバー、基本理念など、どれを取っても事実上の「小沢党」と言っていいだろう。
衆院の解散・総選挙が近い。選挙に強いことが小沢氏の権力の源泉であり、「剛腕」と称されるカリスマ性を高めてきた。
選挙態勢の構築に全力を挙げるのは当然としても、掲げた旗に有権者の注目を集める新鮮味はない。小沢氏は政治家として、重大な岐路に立たされた。
誤算。離党から新党結成までの経過をたどると、小沢氏の幾つかの読み違いが見えてくる。
消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案をめぐって民主、自民、公明3党が短時日で合意したのが最大の見込み違いだった。
小沢氏は撤回を繰り返し求めたが、時既に遅し。野田佳彦首相は野党連携に一気に軸足を移した。法案の成立に「政治生命を懸ける」とした首相の本気度を軽く見たことが響いた。
100人を超えるとされた「小沢軍団」の溶解も本意ではなかろう。新党にはせ参じたのは衆院議員37人、参院議員12人。お膝元の岩手県選出国会議員でも対応が割れ、「王国」に昔日の輝きはない。
新党きづなと統一会派を組むほか、橋下徹大阪市長が率いる「大阪維新の会」など地域政党との連携も視野に入れる。達増拓也岩手県知事が新党入りするのは、地方からのうねりを狙ってのことだろう。
小沢氏は1990年代、イタリアで政権を獲得した中道左派連合「オリーブの木」を念頭に置いているとされる。複数の政党が統一首相候補を擁立し、小選挙区で選挙協力して政権を目指す戦略だ。
仮に連合型候補の擁立に成功しても民主、自民の二大政党相手に小選挙区で議席を得るのは至難の業だ。選挙基盤が弱い当選1~2回の衆院議員が約8割を占めることを考え合わせると、前途は険しい。
小沢氏は党名と同一のスローガンを繰り返し主張してきた。新党の重点政策として増税法案撤回や「脱原発」の方向性などを挙げたのは、その延長線上にある。
だが、世論調査を見る限り、新党への期待は広がっていない。
4度目となる新党結成に、国民の多くは政策実現より権力闘争に没頭する「小沢流」の限界を感じ取っているからだ。
「才能ある政治家だけど、これで終わりだろう」。かつての盟友、民主党の渡部恒三最高顧問の酷評をはね返すすべを小沢氏は持ち合わせているだろうか。
2012年07月12日木曜日
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小沢新党49人 「国民の生活が第一」結成 増税阻止、鳩山氏と連携
(産経新聞) - 2012年7月12日(木)08:02
民主党を除籍された小沢一郎元代表らは11日夕、東京・永田町の憲政記念館で新党の結党議員大会を開いた。党名は「国民の生活が第一」に決まった。結成メンバーは衆院議員37人、参院議員12人の計49人。代表には小沢氏が就任した。小沢氏は消費税増税法案の撤回を目指すとともに、「脱原発を鮮明にしていく」との方針を表明した。
小沢氏は「消費税増税で民主、自民、公明の3党は野合した」と批判。反増税、脱原発のほか▽地方の復興▽抜本的な行財政改革-などに取り組むとした。法案採決では党議拘束をかけない方針も明らかにした。
小沢氏は大会後の記者会見で、増税法案の採決で造反し、民主党に残った鳩山由紀夫元首相らと連携していく考えを示した。他党とともに野田内閣不信任決議案を提出する可能性に関しては「どうしても(増税法案阻止が)かなわないという状況になってから考えることだ」と述べた。代表代行に山岡賢次前国家公安委員長、幹事長に東祥三元内閣府副大臣が就任した。衆院会派「国民の生活が第一」(37人)は近く、新党きづな(9人)と統一会派を組む。
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