日本共産党が7月15日で創立90周年を迎えていたと云う。
今夜は、全国中継で創立90周年記念講演会が行われたそうだ。
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共産党が創立90周年…党員減少歯止めかからず
(読売新聞) - 2012年7月18日(水)22:15
創立90周年を迎えた共産党は18日、都内で記念講演会を開き、次期衆院選での党勢拡大に向けて活動を強化する方針を確認した。
「現実・柔軟路線」で幅広い支持獲得を狙っているが、党員の減少傾向には歯止めがかからない。地域政党「大阪維新の会」など「第3極」にも押され気味だ。
志位委員長は党員・支持者約1800人が集まった記念講演会で、「消費税に頼らない別の道がある」「(米海兵隊の垂直離着陸機MV22)オスプレイの配備は中止せよ」などと気勢を上げた。
共産党は、消費増税や原子力発電所の再稼働など野田政権が進める政策について、「党の反転攻勢につながる」(志位氏)と期待を寄せている。党幹部は積極的に脱原発のデモや集会に参加し、支持を呼び掛けてきた。
共産党90年、陰りの道 党勢ジリ貧 「反原発」主導できず
(産経新聞) - 2012年7月15日(日)08:02
日本共産党(志位和夫委員長)は15日、結党90周年を迎えた。非合法政党として発足したのは大正11年で、現在の主要政党では最も古いが、党勢は低迷している。民主、自民両党の二大政党に不満を持つ層の受け皿となる戦略は奏功せず、既成政党の一つとして埋没気味なのは否めない。党員の高齢化や財政難など構造的な課題も山積だ。(佐々木美恵)
◆「苦労した10年」
「自民か民主かのキャンペーンが行われ、共産党は蚊帳の外に置かれ、苦労した10年だった」
志位氏は13日の記者会見で、最近の10年間についてこう振り返った。
平成16年には党綱領を43年ぶりに全面改定し、イデオロギー色の強い「前衛党」や「労働者階級の権力」などの文言は削除。自衛隊や象徴天皇制の容認方針を打ち出して「ソフト路線」を強めたが、国会の議席増に結びつかなかった。古参党員は反発し、有権者からは見せかけにすぎないと受け止められたためだ。
16年綱領の案を公表した直後の15年衆院選では、改選前20議席を9議席に大幅に減らし、それ以降議席数は横ばい。中選挙区制時代とはいえ、昭和54年の衆院選で41議席を得たのとは隔世の感がある。
志位氏は民主、自民、公明3党が消費税増税法案の可決に踏み切ったことや民主党の分裂、福島第1原発事故以来の反原発論の高まりから、「反転攻勢につながる潮目の変化を感じる」と期待を寄せている。
共産党は、非自民・非共産の各党が結集した「新進党」(平成6年12月~9年12月)が解党した過程で批判票の受け皿になったと分析している。8年の衆院選の比例代表で727万票、10年の参院選の比例代表で820万票を得た。21年の衆院選の比例代表は494万票、22年の参院選の比例代表の得票は356万票で、これ以上の減少は何としても避けたいところだ。
◆機関紙収入も苦戦
組織の弱体化は深刻だ。党員数は2年には50万人を誇ったが、今年5月1日現在で31万8千人。党収入の柱の機関紙の読者は、10年前の約190万人から22年には約145万人となり、苦戦している。党員の高齢化も加わり、組織の弱体化が党勢拡大の足を引っ張る悪循環も起きている。実際、20年にワーキングプアの社会問題化に伴う「蟹工船」ブームでも党勢挽回のチャンスを逃している。
共産党は「反消費税」「反原発」を昔から強く主張してきたが、消費税増税反対では、新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表らの動きが目立ち、反原発でも共産党は運動の主導権を握れていない。
今年5月には「全国活動者会議」を25年ぶりに招集し、党員や機関紙読者獲得の大号令をかけた。6月に2千人、今月に入ってから千人の入党者を得たが、それでも昨年決めた新規入党目標の5万人に対し、約1万2千人の獲得にとどまっている。
長期低迷抜け出せず=共産、15日に創立90年
(時事通信) - 2012年7月14日(土)14:41
共産党は15日、創立90周年を迎える。2000年に委員長が不破哲三氏から志位和夫氏へと世代交代して以降、党綱領を全面改定して「現実・柔軟路線」を打ち出すなど支持拡大に努めた。しかし、民主、自民二大政党の対決に埋没。国政選挙では長期低迷から抜け出せず、党勢回復への展望は開けていない。
志位氏は13日の記者会見で10年間を振り返り、「非常に苦労した10年だった。全力を尽くして戦ってきたが、国政で結果を出すに至っていない」と、思うに任せない現状を率直に認めた。
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