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世界に逆行…サザン桑田も爆問も謝罪するこの国の息苦しさ (日刊ゲンダイ)

2015-01-19 01:20:31 | 憲法

2015年1月19日(月)

 私は、爆笑問題の 『謝罪ラジオ放送』 に続く、桑田佳祐の 『謝罪FAX』に
「言論・表現の自由」 のために命を掛けているフランスのマスコミ人との決定的
違いを突きつけられて 『残念な気持ち』 を隠すことができない。

 贔屓目に見ても 『腰砕け』 であり、厳しく言えば 『マスコミ権力への屈服』 と
言わなければならない。

 すなわち、パフォーマンスの場から締め出される可能性があるから?
仕事が減るから?収入の道が塞がれるから?生活が脅かされるから?

 もし、そういう心配をしているなら、はじめから言わなければ良い。

 失言だとか、お客様を楽しませるためにとか誤魔化すのは良くない。
そんなことでは、どこかの政治家と同じである。

 前にも書いたと思うが、爆笑問題はデビュー当時から辛口政治風刺で
定評があった訳だし、テレビ・ラジオ出演も数多いので、匙加減は充分に
心得ていたはずだし、『自主規制』や『放送コード(禁忌)』も判っている。

 そうであれば、『NHKでの自主規制について他局でチクル』ことが
『ルール違反になる』(私はそうは思わないが)ことは解っていたはずで、
スポーツ紙を中心に話題になってから謝罪するのは、みっともない!

 また、サザンオールスターズも通の間では平和のメッセージソングとして
定評があったようだし(私は紅白歌合戦で初めて知ったが)、紅白歌合戦で
中継された『ピースとハイライト』やその背景画像は平和を訴え、これを
阻害する者たちへの抵抗の意思表示であったと思う。
 あのチョビ髭も、当然チャップリンの【独裁者】やヒットラーを彷彿させる
もので、政治の右翼化・軍国化への風刺であったと受け取った人が多い。
 しかし、それも観客を「楽しませようとしただけで他意は無い」と言い訳!
尻すぼみとしか言いようが無い! 

【関連記事】 

『爆笑問題』 に続いて サザン・桑田佳祐 も 聴衆 (実は『右翼』) に 謝罪! 
 観劇レビュー&旅行記 - 2015年1月16日(金)

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以下、私も共感した日刊ゲンダイの Web記事 を引用する。


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 世界中が言論の自由のために結束しているのに、この国だけが逆行している。
そう思わざるを得なかったのが、サザンオールスターズの桑田佳祐と爆笑問題の謝罪である。

 桑田と所属事務所のアミューズは15日、昨年末のライブやNHK紅白歌合戦での中継で見せたパフォーマンスについて、「配慮が足りなかった」「不備があった」などと謝罪した。

 爆笑問題は年明けにNHKのお笑い番組に出た際、「政治家ネタは全部ダメと言われた」ことをラジオのレギュラー番組で暴露、NHKの圧力として、大きな話題になったが14日、「政治ネタを言うなというのは、打ち合わせの段階で僕らは了承しているし、NHKでなくても民放でもある」(太田光)などと弁明。「言論統制なんてない」(同)と、軌道修正した。

 桑田のパフォーマンスなんて、目くじら立てることではないのに、謝罪に追い込まれたのはネトウヨを中心に批判が集中したからだろう。

 爆笑問題についてはNHKの籾井会長が会見で「個人名を挙げてネタにするのは品がない。しゃべる人も品性や常識があってしかるべき」と語ったことも無関係ではないはずだ。

 2人とも芸能界では大物なのに、こうした“圧力”にすぐに反応する風潮って何なのか。
 言論の自由も何もないじゃないか、と思ったら、NHKは今月1日から15日までオンデマンドで紅白を配信した際、桑田の場面をカットしていた。
NHKに理由を聞くと、「権利の関係などにより、部分的に配信しないことがあります」と答えたが、NHKが期間限定で「配信させてくれ」と頼んで、断る事務所があるだろうか。

 桑田が紅白で歌った「ピースとハイライト」は明らかに安倍政権の近隣外交に警鐘を鳴らしたメッセージソングだ。
ネトウヨは「サザンの電波ジャックだ」と騒いでいた。それだけに配信カットは見過ごせない。

 ジャーナリストの鳥越俊太郎氏はこう言った。
 「彼らが謝罪したのは本人の意向なのか、事務所が“わずらわしいから”とやらせたのかは知りません。とはいえ、枠からちょっとでも外れたことを言うと、突出してしまい、こうした事態に追い込まれるのは実にイヤな風潮です。フランスの風刺画については、ちょっとやりすぎと思ったが、日本は自主規制なのだから、もっとヒドイ」


 日本は今や、言論の自由において、北朝鮮以下である。

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 私も 「その通りだ」 と思います! 

 以上、【日刊ゲンダイ 2015年1月18日付】 引用終わり 

 

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