野村３回KOでナゴヤドーム１０連敗

広島 110 000 000 2
中日 201 500 02X 10
勝利投手：吉見12勝4敗
敗戦投手：野村9勝8敗

　９連敗中の鬼門ナゴヤドームでしたが、初回に１死から連打で１，３塁とすると、エルドレッドが犠飛を放って１点を先制しましたが、先発野村は制球が甘く、中日打線に捕まってしまいました。１回に１死３塁から和田に犠飛を打たれて同点に追いつかれると、続くブランコに本塁打を浴びて勝ち越しを許してしまいました。

　２回には堂林が本塁打を放って同点に追いつくも、安打と四球で２死１，２塁とされると、井端に適時打を浴びて追加点を奪われてしまい、この回限りで降板となってしまいました。

　４回には２番手江草が乱調で、２安打で２死１，３塁とされると、荒木に適時打を浴びて、和田に四球を与えて満塁としてしまい、ブランコに満塁本塁打を浴びて、この回一気に５点を失って試合が決してしまいました。
　
　打線は吉見に対して走者を出すものの、後が続きませんでした。４回無死１塁は岩本が併殺、５回２死１，２塁では菊池が三振、６回１死１塁はまたしても岩本が併殺と、悪い流れを引きずり、吉見から１０安打を放つも、２得点に抑えられ完投を許してしまいました。

　投手陣も、３番手中崎は２イニングを無失点に抑えるも、８回に登板したサファテが３安打１死球で２点を失って、投打とも最後まで中日ペースの試合となってしまいました。

　２連敗で借金は３となりましたが、ヤクルトも敗れたためゲーム差は１をキープしたのは幸いでした。　


　天敵吉見に対して序盤で２点を奪って、今日は行けるかもと思いましたが、肝心の野村が本調子ではなく、中日打線に捕まってしまいました。初回ブランコに本塁打を浴びて中日打線を勢い付かせて、大敗のきっかけを作作ってしまいました。その後は、投打とも精彩を欠いて、投手陣は１４安打６四死球で１０失点の乱調、打線は１０安打を放ちながらも２得点の拙攻と、全く良いところがない試合でした。

　負けるにして、もっと中日を苦しめていれば、明日以降に繋がるでしょうが、今日の試合では明るい材料はありません。これではこの３連戦全敗の可能性すらあります。CS出場のためには、大きな正念場となりそうです。
　
　明日の先発は大竹ですから、大竹の気迫の投球でこの悪い流れを断ち切ってもらうしかありません。そして、勝つためには打線の奮起が欠かせません。１軍昇格した岩本が５番スタメン起用され、起爆剤になってほしいところでしたが、３打数無安打２併殺の大ブレーキでした。
　早く打線の状態を上向かせるためのきっかけがほしいところです。救世主の出現が待たれますね。