広島 204 100 000 7
ヤクルト 000 000 030 3
勝利投手:床田5勝8敗
敗戦投手:奥川1敗
セーブ:フランスア2勝3敗19S
本塁打:[広島]松山9号
[ヤクルト]廣岡8号
打線は、今季初の1番に鈴木誠を起用すると、初回に2塁打を放つと、長野の内野安打で1死1,3塁なり、松山が2点適2塁打を放って、ヤクルトドラフト1位奥川から先制点を挙げました。
3回には無死1塁から、再び松山が2点本塁打を放ち、さらに坂倉と堂林の連打で無死1,3塁として奥川をマウンドから引きずり下ろしました。1死後、代わった星から四球で1死満塁として、床田と鈴木誠の連続適時短長打で2点を加えてこの回4点を挙げました。
続く4回にも連続長短打で1死1,3塁として堂林の犠飛で1点を追加して、リードを7点に広げました。
5回にも2安打などで1死1,3塁とするも、田中広と長野が凡退して無得点に終わると、7回には連続短長打で無死2,3塁としながら、床田、野間、田中広が凡退して追加点を奪えませんでした。
先発の床田は、ストライク先行のテンポの良い投球でヤクルト打線を6回まで散発2安打に抑えて2塁さえ踏ませない素晴らしい投球でを見せると、7回には1死後に2塁打を浴びて1死2塁と初めて得点圏に走者を背負いましたが、西田を三振、エスコバーを遊ゴロに打ち取って無失点で切り抜けました。
8回も続投するも、廣岡に本塁打を浴びて1点を失うと、さらに安打と高橋大の失策に四球で無死満塁のピンチを招いてしまい、マウンドを中田に譲りました。代わった中田は、青木と坂口の連続犠飛で2死を取ると、マウンドに塹江を送り後続を断ちました。床田は、7回0/3を投げて5安打6奪三振1四球3失点の好投でした。
9回は島内が登板するも、四球と安打で無死1,2塁とされてしまい、フランスアに交代しました。フランスアは、中村を三振、上田を併殺に打ち取って無失点で凌ぎました。
鈴木誠が球団史上初の5年連続打率3割を目指して、今季初めて1番で起用されると、初回にプロ初登板初先発となったドラフト1位奥川から2塁打を放って先制点を呼び込むと、2回には左前打を放ち、さらに続く3回の第3打席は代わった星から適時2塁打を放ち、3打数3安打で打率.300に到達したことから、ここで代走野間を送られてベンチに下がり、明日の今季最終戦は欠場する見込みとなったことから、球団史上初の快挙は確定しました。
さすがの鈴木誠でも3打数3安打は厳しいと思っていましたが、あっさりと球団新記録を更新してしまいました。ベンチも3打数3安打は厳しいと見て、少しでも多く打席の回る1番で起用することで7打数4安打又は8打数5安打を狙わせたと思いますが、3打数3安打で決めてしまうところに鈴木誠の凄さを感じました。
普段はチーム状態、試合展開や打席での状況など様々なことを考えながら打席に入ることから、いろいろと考えすぎてしまい、集中して打席に入れないと思いますが、集中して打席入れば、これほど簡単に安打が出てしまう鈴木誠の技術の高さに驚き、どこまで成長していくのか楽しみですね。これからも次々と球団記録を更新していくことでしょうね。
今季はチーム成績が振るわず不本意な結果となってしまいましたが、来季もチームの主砲としてチームを勝利に導き、来季こそはリーグ制覇を成し遂げてほしいですね。