契約更改交渉が行われ、7選手が契約を更改しました。
ケムナ誠は、中継ぎとして41試合に登板して、1勝1敗、防御率3.88の成績を残し、850万円増の1,600万円で更改しました。
多くの中継ぎ投手が不調で2軍降格する中、好投を続けてシーズン終盤には勝ちパターンの一角を担い、塹江とともに中継ぎ陣を支えました。調子の良い時は、力強い直球で打者を圧倒するものの、突如制球を乱して余計な四球から失点することがあり、安定感を欠くことがありました。来季に向けての課題は安定感の向上であり、来季は開幕からセットアッパーとして中継ぎ陣を支えて、チームを白星に導いてほしいですね。
野間は、70試合出場で打率.240、1打点、2盗塁の成績に終わり、400万円減の3,000万円で更改しました。
丸が抜けた後の外野レギュラー候補として期待が高かったですが、今季は大盛や宇草が1軍で活躍して出場機会が激減しました。守備と走塁はレギュラーレベルである一方、打撃では好調をキープできないことが大きな課題となっています。
1軍の外野は、実力者が多いだけに、守備と走塁だけでは出場機会が得られないので、打力向上は必須となります。今季の堂林のように何かきっかけを掴めば大きく飛躍する力を持っていると思うので、自分の打撃を見つけて1軍の外野レギュラー争いに加わってほしいですね。
中村祐は、開幕2軍スタートながら、9月下旬から先発ローテーションの一角に加わり、3勝4敗、防御率2.31の成績を残して、500万円増の1,500万円で更改しました。
先発陣は大瀬良と野村の故障離脱、K。ジョンソンの不振と誤算続きで新人森下が孤軍奮闘していましたが、シーズン終盤は中村祐が安定した投球で試合を作ったことで、安定した戦いができ、10月の月間勝ち越しに繋がりました。
この投球を忘れずに、来季は開幕から先発ローテに入って1年間投げ抜いて先発としてチームから信頼される投手になってほしいですね。
また、高橋大が50万円減の700万円、桒原が現状維持の550万円、白浜も現状維持の650万円、上本は300万円増の1,200万円でそれぞれ更改しました。
ドラフト6位で指名した矢野雅哉内野手と契約更改交渉を行い、契約金2,500万円、年俸600万円で仮契約しました。
矢野は守備と走塁が武器で、特に肩の強さは一級品とのことで、来春の1軍キャンプメンバー入りする可能性は十分ありそうです。キャンプやオープン戦での結果次第では、開幕1軍入りするかもしれません。
カープの内野陣は、菊池涼と田中広に続く若手選手が伸び悩んでいるので、矢野の加入が良い刺激になるかもしれませんね。