チームはシーズン終了から4日間の休みを挟んで、今日からマツダスタジアムで秋季練習を開始し、主力やフェニックスリーグ参加選手らを除く19選手が参加しました。
今季は、シーズン終了が11月中旬となりオフが短いため秋季キャンプは行われず、秋季練習も27日までと期間が短いことから、各選手は課題克服がテーマとなるようです。
今季は5年ぶりの負け越しとなり、来季の巻き返しのためには個々の選手のレベルアップは必須なので、この短い秋季キャンプを有効に使ってレベルアップしてほしいですね。
また、球団は、ドビーダス・ネヴァラウスカス投手、ケビン・クロン内野手との契約が合意に達したと発表しました。ネヴァラスカスは契約金2,620万円、年俸6,540万円、クロンが契約金3,140万円、年俸8,400万円です。
ネヴァラウスカスはリトアニア共和国出身初のMLB選手で、今季は17試合登板して0勝3敗、防御率7.11の成績でした。ただ19回を投げて23奪三振を記録しており、高い奪三振率を誇っていますので、リリーフとして獲得したと思いましたが、球団は先発としての起用を想定しているようです。
K.ジョンソンの退団が決定的な状況となっており、その代わりとして期待していると思われますが、先発陣は大瀬良と野村がケガから復帰し、栗林らの新人も加わるとある程度頭数は揃うので、その場合はリリーフとして起用できると考えているかもしれませんね。
一方のクロンは右打ちで1塁と3塁を守れる選手で、今季は8試合で17打数無安打でしたが、メジャーデビューを果たした19年は39試合で打率.211、6本塁打、16打点ながら、3Aでは打率.331、38本塁打、105打点で本塁打王を獲得して長距離砲です。
今季のカープは長距離打者が鈴木誠のみであり、相手投手に一発の恐怖感を与える選手がいなかったことから、獲得したものと思われます。個人的には長距離砲よりは中距離打者の方がカープの野球には合っているように思いますが、球団は3連覇に貢献したエルドレッドのような働きを期待しているようなので、エルドレッドのように上手くの日本の野球に順応できれば大きな戦力になるかもしれません。
今季はフランスアとピレラ以外の助っ人選手が、ほぼ戦力とならなかったので、来季は1軍の戦力として活躍してくれることを期待したいですね。
ドラフト4位で指名した小林樹斗投手と入団交渉を行い、契約金4,000万、年俸500万で仮契約を結びました。
最速152㎞を誇る右腕に対して、スカウト評は先発でもリリーフでもできると高評価していますが、守護神を務めていたことと、憧れが藤川ということから狙うのはカープの守護神でしょう。
チームはリリーフに大きな課題を抱えていることから、数年後には小林が絶対的守護神として成長してくれることを願いたいですね。