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長野が巨人への無償トレード

2022年11月02日 22時56分22秒 | オフシーズン

 球団は、長野が巨人に移籍することを発表しました。交換要員は無い無償トレードとなるとのことです。

 長野は、19年にFAで巨人に移籍した丸の人的補償でカープに移籍して4年間在籍しました。今季は主に代打として58試合に出場して打率.211、3本塁打、15打点と自己ワーストの成績でした。

 鈴木球団本部長によると、今回のトレードは、「彼の野球人生を考えてのこと。」であり、カープから巨人に対して夏頃から移籍を打診していたようで、トレードが成立しなかった場合、カープは来季も戦力として契約を結ぶ方針だったそうです。

 長野はマツダスタジアムを訪れ、関係者らへ挨拶した後、取材に応じて、「人間関係を構築することが一番不安だったけど、気が付けば4年間、信頼できる仲間たちができたことが一番良かったと思います」とカープでの4年間を振り返り、ファンに対しては「本当に家族のように迎え入れてくれました。良い時も悪い時も常に声をかけていただいて、本当にこの4年間で…」と涙をこらえて言葉に詰まると、「そうですね、本当に、ありがたかったですね。」と感謝の思いを語り、「カープファンのみなさん、4年間ご声援ありがとございました。由宇にまで応援に来てくださった方もいらっしゃったので…」とこらえきれずに涙を流し、「本当にここだったり東京ドームで受けた声援は忘れません」と言葉を詰まらせながら再び感謝の思いを語り、最後まで素晴らしい選手だと感じました。

 

 長野が移籍という衝撃のニュースが飛び込んできて、最初に記事を見た時は驚くとともに残念な気持ちになりました。

 人的補償でカープに移籍する際には、不本意な移籍だったと思いますが、その思いは一切出さずに移籍を前向きに捉えるコメントを出した時には、素晴らしい人格者であり、巨人の選手とファンから絶大な人気がある理由が分かって、一気にファンになりました。

 移籍後も常にチームやファンに対する気配りを欠かさず、チームの雰囲気づくりに努めるとともに、野球に取り組む姿勢はチームメイトへの手本となり、若手選手へのアドバイスや外国人選手への気配りなど、戦力としてだけではなく、チームを裏からも支えてくれました。

 個人的には、カープの長野として引退してほしかったですが、本人の野球人生を考えると、2度の入団拒否までして入団した巨人で現役を終えるのが一番良いのかもしれません。

 来季は敵として戦うことになりますが、巨人で活躍する姿を、そしてマツダスタジアムでのプレーする姿を再び見せてほしいです。さらに、長野のコメントのように、来季はカープと巨人が優勝争いを繰り広げてほしいですね。

 4年間と短い期間でしたが、本当にありがとうございました。

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