DeNA 000 000 201 3
広 島 002 000 21X 5
勝利投手:ターリー4勝1S
敗戦投手:エスコバー1敗
セーブ:矢崎4勝13S
本塁打:[DeNA]牧13号
今季初登板初先発の野村は、制球、球の切れが素晴らしく、強力DeNA打線を5回まで散発2安打に抑えて、2塁さえ踏ませせず、6回2死後に2塁打を打たれて、初めて得点圏に走者を背負いましたが、佐野を遊ゴロに打ち取って無失点に抑え、6回を投げて3安打無四球無失点に抑えました。
打線は、雨天中断を挟んだ2回2死後に連打と死球で2死満塁とするも、野村は中飛に倒れてしまうも、3回に連打と四球で無死満塁として、西川の2点適時打で先制するも、続く無死2,3塁で、坂倉は三振、田中は一ゴロ、デビッドソンの四球を挟んで、上本の三振に倒れて追加点を奪えませんでした。
4回も2死後に安打と四球で1,2塁とするも、西川は二ゴロに倒れてしまいました。
7回はターリーがマウンドに上がるも、安打と四球に犠打で1死2,3塁のピンチを招き、代打宮崎の犠飛と代打大和の適時打で2点を失って同点に追いつかれました。
しかし、打線が7回に四球と安打で1死1,3塁として、坂倉の適時打と田中の適時2塁打で2点を勝ち越すと、続く8回にも2安打と犠打で1死1,3塁として、野間の二ゴロの間に1点を挙げて、リードを3点に広げました。
8回は島内が三者凡退に抑えると、9回は矢崎が牧に本塁打を浴びて1点を失うも、リードを守り切って、DeNAを3タテし、チームの連勝を5に伸ばして、貯金を今季最多の6としました。
終始、雨が降り続き、中断もあった試合でしたが、野村は集中力を切らさず、巧みな投球術で強力DeNA打線を翻弄しました。5回まで2塁さえ踏ませず、全く危なげない投球でした。
6回に初めて得点圏に走者を背負うも、動じることなく落ち着いて佐野を打ち取ってリードを守り、勝利投手の権利を持ってマウンドを降りました。
しかし、ターリーが誤算で7回に同点に追いつかれてしまうも、すぐさま打線が奮起して2点を勝ち越しました。
この野手の奮起を呼び込んだのは、間違いなく野村の投球だったと思います。7回の攻撃は、野村に白星を付けることはできなかったものの、野村の好投に報いるため、絶対勝つという気迫を感じました。
投手と野手の強い信頼関係を感じられた1勝であり、今のチーム状態の良さを示していると思います。この良い流れに乗って、白星を積み重ねていってほしいですね。