球団は、新外国人投手としてトーマス・ハッチ投手とテイラー・ハーン投手の獲得を発表しました。
ハッチは契約金6,600万円、年俸1億2,000万円+出来高で背番号42、ハーンは契約金4,400万円、年俸8,800万円+出来高で背番号68です。また、レイノルズの背番号は10、シャイナーの背番号は95に決まったことも発表されました。
ハッチは、最速157kmの速球にチェンジアップ、カットボールを操り、今季はメジャーで18試合に登板して、1勝1敗、防御率4.08、メジャー通算では39試合で4勝4敗、防御率4.96の成績を残しています。
ハーンは、最速160kmの速球が武器の左腕で、今季はメジャーで13試合に登板して、0勝0敗、防御率11.40、メジャー通算では101試合で12勝15敗1セーブ、防御率5.35の成績を残しています。
2投手とも力強い直球が魅力のパワーピッチャーで、球団によると先発も中継ぎもできるとのことで、どちらで起用されるかは、来日後に投球を見て決めることになりそうですが、ハーンはターリーの代わりと考えれば、中継ぎ起用される可能性が高いと思われます。ハッチも直球で押し込む投球スタイルであることを考えると、中継ぎとしての適性がありそうです。
先発とリリーフとも戦力が充実してきたので、ハッチとハーンの加入により、リーグ屈指の投手陣ができあがることを期待したいですね。
野間と野村が契約更改交渉に臨み、野間は1,800万円増の6,800万円で、野村は1,050万円減の年俸4,450万円でそれぞれ更改しました。
野間は、主に2番打者として108試合に出場して打率.286、0本塁打、26打点、5盗塁の成績でした。2番として粘り強く打撃で相手投手を苦しめるなど、数字以上にチームに貢献したので、もっと評価が高くても良いと思いますが、シーズン終盤に左太もも裏痛などで離脱したため、規定打席に到達できなかったことや長打が少なかったことが評価を下げてしまったのかもしれません。
野間は、現在のチームにとって2番打者として欠かすことができない存在になったので、来季はケガ無くシーズンを完走するとともに、もう少し盗塁数を増やしてほしいですね。
野村は、開幕2軍スタートも6月に1軍昇格すると、安定した投球で先発の役割を果たし、6試合に先発して1勝1敗、防御率1.16の成績でした。
8月に入って打ち込まれて2軍降格後は、再昇格することなくシーズンを終えてしまい、プロ入り最小の6試合の登板となってしまい、不本意なシーズンとなりました。
それでも6月から7月にかけては、巧みな投球術に切れの良い球で、打者を抑えることができていたので、その投球を続けられれば、まだ1軍の先発ローテとして活躍できるはずです。
まだ老け込むには早いので、来季はローテの一角として、シーズンを通して活躍してほしいですね。