森下と松山が契約更改交渉を行い、森下は2,000万円増の年俸1億3,000万円で、松山は現状維持の年俸6,500万円+出来高でそれぞれ更改し、全選手の契約更改を終えました。
森下は昨年10月に右肘クリーニング手術を受けた影響で、今季は開幕に間に合いませんでしたが、5月の1軍昇格後は先発ローテを守り、20試合に登板して131回2/3を投げて9勝6敗、防御率3.01の成績を残しました。
シーズン前半はQS率が100%と素晴らしい投球で順調に白星を積み重ねましたが、終盤は少し状態を落としてしまい2桁勝利には届きませんでした。それでも5月から合流して、一度もローテを外れることなく9勝を挙げたところは素晴らしかったと思います。
来年は1月にマエケンと合同自主トレを行う予定とのことで、マエケンから技術や考え方などを吸収して、初の開幕投手を狙う意気込みを見せました。
森下の実力は誰もが認めるところですが、まだチームのエースと呼ばれることはありません。そろそろエースとしての風格を備えてもらい、チームを牽引する存在になる時期だと思っているので、マエケンとの自主トレで多くのことを学んで、来季はエースと呼ばれる存在になってほしいですね。
松山は79試合に出場して打率.252、0本塁打、27打点の成績でしたが、代打では打率.380、21打点という好成績でチームの勝利に大きく貢献しました。一方でスタメン出場した24試合では打率.178、6打点と結果を残すことができませんでした。
松山は代打の切り札として、驚異的な代打成功率を残しているので、それだけでも十分にチームに貢献しています。しかし、シーズン終盤に主力が相次いで離脱した時のように、スタメンとして起用される可能性は十分にあります。
普段は代打としてベンチスタートで、時々スタメンでの出場となると、調整やモチベーションの持ち方が難しいと思いますが、経験豊富なベテランなので、上手く対応して自慢の打撃でチームを勝利に導いでほしいですね。