現役ドラフトが実施され、カープは楽天の内間拓馬投手を獲得しました。また、カープからは中村祐が西武に移籍することが決まりました。
内間は最速155kmの力強い直球が武器で、先発も中継ぎもできる右腕とのことで、今季の1軍登板はなく、イースタン・リーグでは17試合で3勝0敗、防御率3.88、プロ通算では12試合に登板して、0勝0敗、防御率5.40です。
松田オーナーによると、「球のキレもいいし、ストレートで押すタイプ。すぐ戦力に入れるとは思わないが、非常にいい選手を取れたと思う。先発もできるんじゃないか」と将来性を加味して獲得したようです。
昨秋から先発に挑戦しているようですが、投球の大半が直球であり、力で押すタイプということを考えると、中継ぎの方が適性があるように思います。首脳陣が来春のキャンプで投球を見て、起用法については考えていくことになるでしょう。
素質があって、まだ25歳と若い投手なので、今回の移籍により環境が変われば、大きく化ける可能性があると思うので、来春のキャンプが楽しみですね。
一方、中村祐が移籍することになりましたが、やむを得ないと思います。1軍の先発枠争いが激しく、今季は5試合の登板にとどまり、さらに今ドラフトでは常広を獲得したこともあり、来季は中村祐とって1軍で投げる機会を得ることが一層厳しい状況になっていたので、西武でチャンスを貰えるのであれば、その方が本人にとっても良かったと思います。
中村祐には、この移籍をチャンスと捉えて、西武で活躍してほしいですね。