九里が契約更改交渉に臨み、3年契約の3年目となる来季は現状維持の年俸1億4,000万円+出来高で更改しました。
今季は26試合に登板して8勝8敗、防御率2.53の成績で、投球回は174回1/3で両リーグトップでした。
開幕から一度も離脱することなく、チームではただ一人先発ローテーションを守り切り、投手陣の中心としてチームを支えました。また、CSではファーストステージでの中継ぎ登板後、ファイナルステージでは先発する鉄腕ぶりを発揮しました。
勝利数は伸びず8勝止まりで貯金を作れませんでしたが、打線や相手投手との兼ね合いもあるので、数字だけでは判断できません。一方で防御率はリーグ8位、投球回数に至ってはリーグ1位であることが、チームへの貢献度の高さを示しており、2位躍進の立役者の一人となりました。
来季に向けてフォーム修正に取り組んでいるとのことで、更なるレベルアップを図って、目標とする200投球回を達成して、チームを優勝に導いてほしいですね。
球団は、黒田博樹球団アドバイザーとの契約を更新したと発表しました。黒田アドバイザーは、鈴木球団本部長と面談を行い、契約を更新して、来季も新井監督をサポートしていくことが決まりました。
黒田アドバイザーは、春季キャンプから1軍と2軍の指導にあたり、シーズン中もマツダスタジアム、由宇、大野練習場と動きまわり、黒田アドバイザーからの助言により、多くの若手投手の成長に繋がりました。
引き続き、来季も黒田アドバイザーがサポートしてくれれば、投手陣全体のレベルアップに繋がると思うので、投手王国再建への期待が高まりますね。