球団は、九里が海外FA権を行使することを発表し、マツダスタジアムで会見を行いました。
九里は、シーズン終了後に2度球団と交渉しており、FA権の行使について熟考していましたが、以前からメジャー挑戦の希望を伝えられていた球団が、九里の希望を後押しする形となり、権利行使に至ったとのことです。
九里は会見で、球団に感謝するとともに、「自分自身もっと野球をうまくなりたいですし、もっとレベルアップしたい気持ちも常に持ってます」と権利行使に決断した心境を語りました。
また、海外移籍のみに絞ることについては明言せず、メジャー移籍だけではなく、国内移籍についても含みを持たせています。基本的にはメジャー挑戦を優先するものの、契約条件によっては国内他球団への移籍又は残留も選択肢になると思われます。
メジャー移籍については、予てから本人の希望でもあり、カープ出身選手がメジャーで活躍する姿は見たいので応援しますが、交渉が不調になった場合は、国内他球団への移籍ではなく、カープに戻ってきてほしいですね。
今オフは菅野、小笠原、佐々木とメジャーに挑戦する先発投手が多いので、メジャー移籍交渉がどうなるか分かりませんが、本人の希望が叶うと良いですね。
三井ゴールデン・グラブ賞の受賞者が発表され、カープからは遊撃手部門で矢野、外野手部門で秋山が選出されました。
秋山は、135試合に出場して、無失策の守備率10割で外野手部門の最多211票を集めました。西武時代の19年以来5年ぶり7度目の受賞ですが、セ・リーグでは初受賞となり、両リーグでの受賞は史上10人目の快挙でした。
秋山は、135試合に出場して、無失策の守備率10割で外野手部門の最多211票を集めました。西武時代の19年以来5年ぶり7度目の受賞ですが、セ・リーグでは初受賞となり、両リーグでの受賞は史上10人目の快挙でした。
矢野は、137試合に出場して、9失策の守備率.985でともにリーグ3位でしたが、広い守備範囲と強肩で幾度となく安打を捕球してアウトに代えてチームを救いました。
秋山は守備成績が良いのはもちろん、両翼にも指示を出すなど外野の守備の要となっていたことを考えれば、トップ選出は当然の結果と思われます。
また、矢野は何度も安打性の当たりをアウトにしたインパクトが大きかったので、受賞に繋がったと思います。
また、守備成績は突出した数字ではないものの、矢野の守備範囲が広いが故に追いついて失策になったプレーも多かったと思うので、単純に守備成績だけでは評価できないですね。
一方、菊池は今季も受賞を逃してしまいました。得票数こそ2位でしたが、1位の吉川とは大差がついており、惜しくも逃したという結果ではありませんでした。
矢野と同様に幾度となく安打性の当たりとアウトにしたものの、失策数7はリーグ3位、守備率.9888はリーグ5位という成績が投票に影響を与えたのかもしれません。
まだまだ菊池の守備は一級品なので、来季こそは菊池と矢野の二遊間に中堅秋山のセンターラインをカープの選手で受賞してほしいですね。