広島 000 000 100 1
中日 110 000 00X 2
勝利投手:柳6勝6敗
敗戦投手:野村1勝1敗
セーブ:R.マルティネス2勝1敗18S
先発の野村は初回に、自らのベースカバーが遅れて内野安打となり、1死1塁から阿部に適時2塁打を浴びて先制をゆるし、なおも内野安打で1死1,3塁のピンチでしたが、A.マルティネスの右邪飛を秋山が本塁に好球して、タッチアップした三走阿部をアウトにして追加点は防ぎました。
しかし、2回に安打などで1死2塁とされ、マクブルームの悪送球で1点を失ってしまいました。それでも野村は3回から6回までは1安打1四球無失点に抑えて、6回を投げて5安打2失点で降板しました。
7回は中崎が2塁打と犠打で1死3塁のピンチを招くも、代打溝脇、代打渡辺を連続三振に斬って無失点に抑えました。
打線は、初回に安打と四球で2死1,2塁とするも、坂倉が左飛に倒れて無得点に終わると、2回から6回まで柳に無安打に抑えられて好機を作ることさえできませんでした。
しかし、7回に2安打と四球で無死満塁のチャンスを作ると、堂林の犠飛で1点を返し、なおも1死1,2塁のチャンスでしたが、代打會澤は三振、代打松山は左飛に倒れ、追いつくことができませんでした。
8回はターリーと矢崎の継投で無失点に抑えるも、打線は8回1死1塁で秋山が併殺打に倒れてしまい、9回は2死後に連打で1,3塁の同点機を作りながら、會澤が二ゴロに倒れて得点を奪えず、中日に競り負けてカード勝ち越しは成りませんでした。
中日先発の柳は天敵であり、大量援護は期待できない状況で、序盤にミスから失点したのは痛かったです。初回の失点はやむを得ないとしても、2回の失点は防いでほしかったです。
初回は1点を失った後に、秋山の好返球により失点を防いで良い流れを作っており、2回を無失点に抑えていれば、柳も1点を守る緊張感の中で、神経を使った投球になっていたと思われ、中盤から終盤に勝負を仕掛けられた可能性があったと思います。それが2点のリードができたことで、余裕を持った投球をさせてしまい、7回の無死満塁でも1点は仕方ないという割り切った投球をされたと思います。
また、攻撃面では、7回に堂林の犠飛で1点を返し、なおも1死1,2塁の場面で、代打攻勢をかけて會澤と松山を送りましたが、今の打撃状態を考えれば、松山を先に送るべきだったと思います。たぶん、柳の被打率は右打者の方が高いため會澤を先に起用したと思いますが、左右により被打率の違いは僅かであり、打撃状態は松山の方が良いと思うので、松山、會澤の順で起用してほしかったですね。
苦手投手を攻略するには、データを活用することも必要ですが、あまり頼り過ぎず、選手個々の状態を考慮した起用、さらに、守りの面でも最少得点差を維持してメンタル面でもプレッシャーを与えていくことが必要だと思います。まだ対戦する可能性があるだけに、次戦では攻略してほしいですね。
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