床田が２回無失点で上々の初登板

広　島 000 000 000 0
ロッテ 003 001 00X 4
勝利投手：田中晴1勝
敗戦投手：松本1敗
本塁打：[ロッテ]愛斗2号

　先発の床田は2回を投げて1安打無失点に抑えるも、3回に松本が安打と２四球で無死満塁として、適時打と犠飛で2点を失いました。

　4回は森浦が無失点に抑えるも、６回に河野が本塁打を浴びて追加点を許しました。その後は滝田と鈴木がともに１回を無失点に抑えました。

　打線は３回に２死３塁とするも、山足が右飛に倒れると、7回まで散発2安打に抑えられました。8回に短長打で２死２，３塁としながら、山足が三振に倒れてしまい、４安打10三振で零封負けを喫しました。

　オープン戦初登板の床田は、初回２死後に２塁打を打たれたものの、直球と変化球の制球が良く、２回を２０球で投げ終えるテンポの良い投球でロッテ打線を１安打に封じました。

　持ち球全球種を駆使した投球でしたが、どの球種も制球が良く、本人も納得の内容だったようで、ここまで順調に調整が進んでいることを投球で示しました。

　投球後は、　「あとは変化球を生かすための真っすぐだと思う。もう少しスピードを上げていけるように」と開幕に向けての課題を挙げて、球速と球質の向上を図る考えを示しました。

　今季の床田は、開幕投手を狙っていただけあって、投球への意識が高く、昨季以上の活躍をしてくれそうです。森下とともにエース格としてチームを引っ張ってほしいですね。

　野手陣は、ベテランや外国人選手が出場せず若手中心の打線だったこともあり、散発４安打であまり見せ場もなく、さみしい結果に終わりました。

　新井監督も「ちょっと寂しいかなというのはあるよね。これから外国人選手を含めて主力が徐々にゲームに出はじめるので、チャンスも少なくなると思うし、アピールする場所も少なくなると思うのでね。」と語り、若手の奮起を促しました。

　二俣や清水は結果を残していますが、その他の若手は伸び悩んでおり、昨秋から打力向上を目指してバットを振り込んできた成果が出ていないように感じます。

　２軍で状態の良い選手と入れ替えを行って、競争を煽り、危機感を持たせることで奮起を促しても良いかもしれませんね。

　次戦こそは若手のアピールを見せてほしいですね。