黒田が大賞受賞

　あのカープファンが涙した、黒田残留会見が大賞を受賞しました。
　大賞といっても、公式な賞ではなく、日本プロ野球選手会主催のファン感謝祭での、ベストエピソード賞を受賞しました。
　全部で１０候補あったエピソードの中から、「広島に育ててもらって、カープの選手に投げるのが自分の中で想像がつかなかった」と言う発言を、会場にいた約１０００人の野球ファンが選び決まりました。

　カープファンなら感動して涙した残留会見が、カープファンだけでなく野球ファンの心を掴んだことを証明しましたね。（特定のチームのファンを除いては）
　あの会見は、黒田だけでなく、慰留に尽力した球団フロント、そして10月14,16日に球場に足を運んだファンの力があってこそ、生まれたものです。そう思うと、今回の受賞は3者が受賞したものとも言えますね。
　私は球場に足を運ぶことができなかったですが、カープファンの端くれとして嬉しく思います。

　黒田だけでなく、来季FA権を取得する新井も既に残留宣言しています。また過去には、佐々岡、緒方、前田、高橋建など残留を選んだ大先輩がいます。そして、FA移籍したものの、カープが嫌で移籍したのではない川口、金本と、みんなカープに愛着を持っていました。若手選手が、こう言う姿を見ていれば、将来FA権を取得しても、残留してしてもらえるはずです。
　これからも、選手がカープに愛着を持ってもらえるようにしていくために、一ファンとして応援していこうと思います。

回想シリーズ④ 外野手編

　久しぶりに今季を振り返る回想シリーズ。今回は外野手を振り返ります。
　今季開幕時は、前田、緒方、嶋の実績組がレギュラーでした。しかし、1年を通してレギュラーの座を守ったのは前田のみでした。
　緒方、嶋は共に負傷により途中離脱。期待どおりの活躍ができませんでした。しかし、2人の離脱により巡ってきたチャンスを上手く掴んだのが、森笠と廣瀬でした。森笠は打率.292と自己最高の成績を残し、廣瀬は打率.290をマーク。特に最後の5試合は21打数10安打と爆発しました。
　このことが、ブラウン監督の外野手レギュラー白紙発言に繋がっていると思います。しかし、2人が実績組と肩を並べる力があるかと言うと、そうではありません。森笠は対左投手に打率.206（対右は.304）と左投手を苦手にしています。廣瀬は後半戦、特に9,10月に活躍しており、1シーズン通して活躍していないことに不安要素があります。二人とも今オフでのレベルアップで、レギュラーを脅かす存在になってほしいですね。
　森笠、廣瀬以外にも、末永、井生、山田など外野陣の戦力は確実に厚くなりました。まだまだレギュラーを狙うには力不足は否めません。しかし、嶋のように大化けすることもありますから、どうなるか分かりません。
　来年の開幕戦は誰の名前がスタメンに名を連ねるのか楽しみですね。実績組だけでなく、若手の名前が1人でもスタメンに入ってほしいです。それがチームの戦力アップになった証拠ですから。

　

倉と石原

　11月30日に倉と広池が契約更改しました。
　倉は20%アップの2,400万円で更改。これで石原と同じ年俸になりました。
　今季は昨季より盗塁阻止率が下がり、チーム方針とおりのリードをせず、井生に代えられるなどありましたが、エース黒田をしっかりリードし、最優秀防御率のタイトル獲得、チーム防御率3点台に貢献しました。この辺りが評価されたのでしょう。また数字的には石原と遜色ないので、石原と同じ年俸になるのは当然ですね。　球団としても、石原と同じにすることにより、よりライバル心をあおるつもりでしょう。　同じ条件にして、今までより一層、互いを意識させて、2人ともレベルアップすることを狙っていますね。
　来季は同じスタートラインからのレギュラー争いになると思います。どちらが正捕手になるのか、それとも今季と同じように併用になるのか、今から楽しみですね。

　広池は48%アップと納得の更改ですね。今季は先発、中継ぎ、ワンポイント、ロングと大活躍。防御率が3.20と格段に向上した以外、勝負などの数字にはあまり表れていませんが、今やチームにはなくてはならない中継ぎ左腕です。
　来季は先発の駒が揃うので、中継ぎに専念できると思いますが、ロング、ワンポイントと戦況に応じた投球ができる、貴重な中継ぎとして期待しています。
　広池ファンとして応援しています。
　　

　　倉　 ２４００ ＋２０％　２０００
　広　池 ２０００ ＋４８％　１３５０

自由契約選手の公示

　保留選手名簿から外れて自由契約となった選手の公示がありました。カープからは計10名が自由契約となりました。
　天野、ベイル、玉山、苫米地、飯田、
　フェリシアーノ、鈴衛、浅井、福井、ロマノ

　日本人選手の7名は発表済み、ベイル、ロマノは事前報道で分かっていましたが、フェリシアーノは分かりませんでした。
　確かに、3年間もチャンスをもらいながら、未勝利では期待できないです。私は今シーズン途中から、フェリシアーノにチャンスを与えるなら、若手投手にもっとチャンスを与えてほしいと思っていました。厳しいかもしれませんが、プロの世界なので仕方ないです。
　これでドミニカ選手はマルテだけです。（カリダは育成選手として契約予定）他にも、選手契約できるような選手が出てきてほしいですね。

　大学・社会人ドラフトの3巡目で指名したトヨタ自動車の上野投手が契約金8000万円、年俸1500万円で仮契約しました。希望枠の宮崎と遜色ない金額に期待の大きさが現れていますね。セットアッパーとして期待しています。