ウォーホール左派

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

何もない午後に

2018-10-02 14:59:31 | Weblog
過ぎ行く午後を感じている
何もない時が過ぎて…

風が鎧戸を叩き
思い出を静かに語る

ほんの少しだけ開けられた窓から
部屋に海風が流れ込む

本を読もうか?
甘味な眠りがやって来る?

遠い記憶と
海風の場所に
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善良な者と極悪

2018-10-02 12:57:49 | Weblog
<善良な民衆に>
誠に、イスラエルの聖なる方
我が主なる神は、こう言われた。
「お前たちは、たち帰って
静かにしているならば救われる。
安らかに信頼している事にこそ力がある」と。
『イザヤ書』30章15節

<極悪の権力者に>
しかし、お前たちはそれを望まなかった。
お前たちは言った。
「そうしてはいられない、馬に乗って逃げよう」と。
それ故、お前たちは逃げなければならない。
また「速い馬に乗ろう」と言ったゆえに
あなたたちを追う者は速いであろう。
『イザヤ書』30章16節
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天地創造後六・七千年で終わる

2018-10-02 00:39:43 | Weblog


『黙示文学入門』 シュミットハルス著

大転換の徴(しるし)は至るところにある。古い被造物の消滅
には、激しい死の痙攣がともなう。新しい時の産みの苦しみ
が、古い世界の死の闘いと混じりあうのである。

過ぎゆく世(アイオン)は見るまに老いてゆく。「何故なら世は
その若さを失った。そして時はまさに老いようとしている」
(第4エズラ)それ故、世界の状態はますます悪くなってゆくので
ある。

終わりの時代の人間は前の時代の人間よりも虚弱となる
(第4エズラ)。奇形児が増大する(第4エズラ)。子どもたちが
白髪で生まれる(ヨベル、シビュラ)。疫病が蔓延し、恐ろしい
病気が猛威をふるう(シビュラ、アブラハムの黙示録)。そして、
間もなく女たちは子を産まなくなるのである(シビュラ)。
<中略>
太陽と月は正しい軌道から離れる(第4エズラ)。星の運行は
混乱する(エチオピア語のエノク)。災の徴が天に現れる
(シビュラ)。木からは血が滴り、石が叫ぶ(第4エズラ)。

被造物の終わりがやって来たのである。神は(全被造物を木に
例えれば)その根元に斧を置いた。その断末魔の苦しみが始まる
(シリア語のバルク、第4エズラ)。開いた眼を持つ者には、こうした
終末の前兆が、現在、日に日に積み重ねられ、日に日に増えつつ
あるのが、はっきりと見えるのである。

自然におけるすべての終末の兆候に加えて、人間の非道な
振る舞いも驚異的に増大する。人間関係が混乱する。「賢者
が黙して愚者が語る」(シリア語のバルク)。「分別は姿を見せず、
知恵は自分の隠れ家に引き篭もるだろう」(第4エズラ)。からで
ある。新たな戦争が次々と起きる(エチオピア語のエノク、シビュラ、
シリア語のバルク)。兄弟すら互いに敵対し、父と子が対立し、
社会の秩序は崩壊する(エチオピア語のエノク、ヨベル、エズラ、
シリア語のバルク)。いまや、終末の脅威が予感され、古い世(アイオン)
が足早に終末に向かうのである。

古い世の終わりが今や間近に接近していることは、歴史の歩み
全体からも読み取ることができる。歴史には、神によって一定の
存続期間が定められておりーー多くの場合、創造から終末までが、
6000年あるいは7000年、つまり一世界週間と考えられるーーそ
こで、旧約聖書の記述をもとにして、古い世はもう間もなく終わる
に違いないと予測できたのである。
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