ウォーホール左派

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

立原道造最も悲しい文体

2018-10-12 13:27:34 | Weblog
立原道造の文体は最も寂しい詩語

立原を甘ったるい感傷の詩文ととらえないで欲しい。
彼は先天的に心臓が悪く、その生命は、何時も死の影
を負っていた。だから詩文の幻想の世界では硬質で
水晶宮の様な文体を構築して死の影を追い払っていた。
立原…最も悲しく、寂しい文体。
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『詩は』立原道造

2018-10-12 11:18:58 | Weblog

『詩は』

その下に行って 僕は名を呼んだ
詩は だのにいつも空ばかり
眺めていた 空の小鳥を 空の雲を
⭐︎
こわい顔をしていることがある
爪を切っていることがある
詩はイスの上で眠ってしまったのだ

『立原道造全集』第6巻
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立原道造のアフォリズム

2018-10-12 09:55:29 | Weblog
⭐︎ひる近かったので 空気には詩のにおいがぷんぷんしていた

⭐︎僕はお風呂に入るように詩の中に浸る 身体を洗うように
シャボンで言葉を掃除しよう

『立原道造全集』第6巻
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