神楽坂遺産

神楽坂界隈は、伝統とモダン、喧騒と静寂が織り成す独特の雰囲気を持っています。その魅力を調査し登録しています。

市谷の杜 本と活字館(1)

2021年11月28日 | その他
【令和3年11月某日 調査・登録】
 「市谷の杜 本と活字館」は、令和2(2020)年11月に市谷に誕生した本づくりの文化施設です。コンセプトは「リアルファクトリー」です。活版印刷を中心とした印刷所であると同時に、モノづくり工房として、印刷の美しさや奥深さ、楽しさを体感していただきたいという願いが込められて、開館しました。館内では、文字(秀英体)のデザイン、活字の鋳造から、印刷、製本までのプロセスを展示しており、印刷機が稼働する様子や活版職人が作業する姿も動態展示の形で公開されています。参加型ワークショップやイベントなど、来館者が、活版印刷をはじめとした印刷・製本・紙加工を体験できる機会も提供されています。
 活版印刷は「大日本印刷」のすべての事業の原点であり、特に市谷工場では、長年にわたり、日本の書籍や雑誌を数多く製造してました。その市谷工場の象徴として「時計台」の愛称で親しまれてきた建物を、大正15(1926)年竣工当時の姿に復元し、「市谷の杜 本と活字館」として生まれ変わりました。














★市谷の杜 本と活字館
 所在:新宿区市谷加賀町1-1-1
 電話:03-6386-0555