参議委員選の一票の格差を是正するためとして、10増10減する自民党と4野党提出の選挙法改定案が参議院で可決し、衆議院に送られたそうです。
この10増10減案と民主、公明が提出した10合区案も参議院の委員会での審議抜きで本会議で直接採決に掛けられたものです。
両案ともに各会派ないで論議されてきただけのもので、国民の意見などはそっちのけで参議院の本会議に諮られたものです。
そもそも、どの一票も平等であるべきものです。その事を考えると小選挙区制比例代表制では、この大原則を満たすことは出来無いと思います。
一票の格差を無くすには、全国一律の比例代表制度にし、小選挙区制を廃止するのが一番だと思います。
もし、各県の代表が必要というのであれば、最小有権者数の県を1として、その有権者数で各県に割り振る、中選挙区制が最低でも必要では無いでしょうか。これでも1票の格差のアンバランスは生じると思いますが。
それに、衆議院でも言えることですが、比例代表と小選挙区に重複立候補し、小選挙区では落選したのに、選挙民が訳の解らない選挙制度で当選するなんてことは、選挙民を馬鹿にする制度です、このような制度も廃止すべきだと思います。
選挙制度は私達国民の基本的人権の擁護するもので無ければならないと思います。
選挙制度の参議院で議論のやり直しを望みます。