貝の独り言

人見てもよし、見なくともよし我は咲くなり。でも見てもらいたいなー。宜しく返待つ。 

貧乏人の子だくさんなんていやです。

2015年10月01日 23時22分41秒 | Weblog

 「結婚を機にママさん達が『一緒に子供を産みたい』という形で国家に貢献してくれればいいなと思う」「たくさん産んでください」。これは、安倍内閣の女房役を務める管官房長官が福山雅治さんと吹石一恵さんの結婚報道に対しての発言です。
 この発言、まづ第一に福山さんと吹石さんに謝って欲しいと思います。それは、二人が結婚したからと言って子供が生まれるとは限りませんし、何人産むかは二人の思いだから、他人がとやかく言うことではないのです。
 次が、「女性が輝ける・・・」と言いながら輝けるような状態を作っていないことと。安心して子供を産み育てる環境も作らず、派遣労働を押し付け男女が出会っても結婚する気になれないような将来に希望の持てない労働環境を推し進めていること。
 一人の赤ちゃんがが青年になるまで最低でも18年はかかることを忘れて長期子育てビジョンを持たないで国民任せをしていること。 
 また、安保法制により世界でアメリカと共に戦争をして、戦前のように使い捨ての兵士を作る考えがあるのではと思います。
 私は、「生めよ殖やせよ」という時代の最後に生まれた、10人兄弟の末弟です。戦前も食糧難のことは話としては聴いていますがあまり記憶がありませんが、食べる物がなくサツマイモはもちろん、その蔓までも、アカザという雑草も食べたことは憶えています。 サラリーマンの家でしたから、タケノコ生活と言って基金属はもちろん食べ物に換えられる物は何でも食べ物に換える生活でした。
 終戦前、終戦後、国民の生活向上の政策などはありませんでした。ですから、食べるのがやっとで高校などへの進学はもちろん、大学などは夢のまた夢でした。国策の「生めよ殖やせよ」の政策に載せられた揚げ句に貧乏人の子だくさんにさせられてしまったのです。 感応長官の「たくさん産んで国家に貢献しいて」などと聴くと貧乏人の子だくさんを思い出して、身震いがします。
 軍事拡大、戦争推進の政策を改め国民が健やかに生き、子育てできる世の中にしなければと思います。
 戦争法廃止の一点で結集して現政権を倒し、国民のための政権を打ち立てましょう。