TPP交渉が大筋合意して帰国した農水大臣に「ご苦労様」と声を掛けました。2013年4月の国会決議を忘れたように。
TPPについて米国防長官は「TPPには、強い戦略的意味があり、戦略的再配置(リバランス)の最も重要な1部だ」「国防長官の発言としては意外かも知れないが、TPPの妥結は空母と同じくらい重要だ」。
さらに、訪日中(4月8日)の記者会見では「軍事力は、究極的には経済力が基盤だ」と指摘し、圧倒的な軍事力の支えだとの認識を示したそうです。
安倍首相は、4月29日米上下両院会議で「TPPには、単なる経済的利益を超えた、長期的な安全保障上の大きな意義が有ることを忘れてはなりません」とTPP交渉参加の時に言わなかった本音を演説しています。
この事は、安保法制成立と合わせて、経済でもアメリカの補助機関となることを表明したものです。
国内では反対されると思って言えないことを外国で、しかも目上の同盟国で演説する。これほど国民を馬鹿にした話はありません。
『戦争法』(安保法制)廃止、TPP条約署名拒否の戦いをすぐさま始めましょう。