貝の独り言

人見てもよし、見なくともよし我は咲くなり。でも見てもらいたいなー。宜しく返待つ。 

国民の生存権、国の社会保障的義務

2015年10月03日 21時36分44秒 | Weblog

 換気扇は24時間回そう/晴れの日は窓を開けよう/雨の日は窓を閉めよう/結露を防ごう、拭き取ろう/お風呂の蓋とドアを閉めよう/カビたら捨てよう/。●宮城県石巻市が、仮設住宅の住民に配ったチラシ「カビを増やさない10のポイント」の一部です。劣悪な仮設暮らしの長期化のなか、カビによる健康被害は深刻な問題になってます。●仮設住宅を訪ねると、天井や壁にびっしり生えたカビを目にすることがたびたびです。「拭き取ってもすぐに生えてくるから、そのままにしているの・・・」と、せき込みながら話す被災者。憲法が生存権を保障した国で、起こってはならない現実です。●「10ン0ポイント」を監修したのは国立医薬品食品衛生研究所。その中心になっている衛生微生物部第3室の渡辺麻衣子室長らが、カビの大量発生を受け仮設団地で実施した集団検診では、受診者の2割以上に喘息の症状がありました。●深刻なことにカビ被害は、待ち望んだ災害公営住宅でも起きています。施工や管理のミスで、入居前からカビが発生するトラブルが続発。なかには、仮設住宅のカビが原因で病気になった人が、またカビに苦しめられている事例も●「一度生えると完全な除去は困難」(渡辺室長)だというカビ。個人の工夫や努力だけでは解決できない問題が被災地には山積みです。多くの被災者から、切実な訴えを聞きました。「安倍首相が『国民の命を守る』というなら、被災者の生活雨債権こそ本当にやるべき課題ではないのか」【2015・10・03 「しんぶん赤旗」潮流より転載】

 日本国憲法第25条

 すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。 2 国はすべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。