N003の実事求是な日々

基本はゲームの事、後は気になったニュースとか人生観とか
自分の病気の事とか実事求是な記事を書きたいと思っております

言葉は雑音

2010-07-24 22:21:51 | 日記
今日、僕は不思議な体験をしました。
自分の気持ちは言葉にしないと相手に伝わらないと思ってたんです。
お互いが黙っていたら結局何も変わらない、何も分からないと。
でも、全てがそうじゃない時というのがあると思うんです。
確かに僕は今日それを感じました。
交わした言葉は数秒から十数秒、文字数にしても30文字にも満たなかった。
その後、暫く沈黙がありました。
喋ろうと思えば喋れたのですが、僕は何もいいませんでした。
ただ後姿を目に焼き付けて。
そう遠くない昔、一度この感覚味わった時あるんです。
相手の人も多分同じだったと思います。
なんというか、あの時はお互いがお互いの想っている事をはっきり感じていたと思います。
今回は僕だけが感じたことかもしれないけど。
言葉が全てそのまま本当の事とは限らないんです、当たり前のことだけど。
でも、言葉でしか普通通じ合えないと思うから、皆喋りたがるんだと思うんです。
僕もその一人でした、今日まで。

あの人がくれた時間は無駄にはしません。
一度捨てかけた夢をもう一度追いかける事にしました。
そして次に会う時には胸を張って僕を見てもらえるように頑張りたいです。
そして次にあったときに言う台詞ももう決めてあるんです。

あまり知り合いに知られたくない部分 中編

2010-07-24 14:32:17 | 日記
いつもながら長くなる3部構成!!!!


俺がこのハンコ店で一人客を装っていたのは大よそ10分程度
長いようで短い時間である
とにかくお父さんの用事が終了したらしいのでここを後にする
エスカレーターは真反対にあったのですぐ傍の階段で降りることにした
横にあるゲームセンターを視界に捕らえた時に俺は彼女を凝視してしまった
まだ居る、同じ場所で、同じ体勢で、同じ人が、同じ事を、同じようにしている
ポケモンのゲームの前にずっといる、何故、それの何が面白いのかは俺には分からない
だが、彼女はあれに夢中なのだ、俺が見ていることにも気づかないぐらい
階段を降りる途中、俺は考えていた
なんというか珍しい人も居たものだな、と
階段の折り曲がり地点に差し掛かったときは既に別のことを考えていたけども
とりあえずこれでお父さんの用事は終わった
次はスペアキーを作りにアピタに向かう、また俺が運転らしい
なんで免許持ってて自分(お父さんのこと)の車も運転しねーんだよ!?
まあどうでもいい、もう慣れた
アピタの立体駐車場の1階、裏口側に止める
この裏口の2重にある自動ドアの間の壁際にスペアキー屋(というか鍵屋)がある
俺はお父さんが車から出た後もしばらく車の中に残っていた
自分のスペアキーを作りに来たのだが、あの鍵についている装飾品を
どこからどうみても俺のものじゃないという風に見て欲しかったからだ
あんな恥ずかしい装飾品が付いている鍵をなんで俺がスペアキーつくりにいかなあかんねん
ざけんなああああああああああ
鬱になるほど悪趣味なんです
でも一応10秒ほど遅れて付いていくことにした、せめてもの情けである
お父さんがスペアキーを差し出している頃俺は後ろを通り過ぎ
アピタの中にあるパン屋で欲しいやつに目配せしていた
結局5つ購入し、これは晩飯時に2つしか食べれなかったので次の日、友達の家で食べる昼飯になった
パンを買い終えるとお父さんがやってきて
「15分ぐらい経ったら来てくださいだって」
「で?」
「なんか食べようか」
「は?どこで?」
「ここで」
「ここ?どこに食べるとこあるん?」
「最近私行ったことない、なんていったっけ、ファーストフード、そうそうマクドナルド」
「今おなかすいてないからいらん」
「じゃあスーパーでなんか買おうか」
「なんかって何」
と喋りながら果物コーナーへ
「これとか、ぶどう、どう?」(だじゃれか!)←俺の心の声
「は?手がべたべたになるやんけ」
「それじゃあなにがいいかな」
「しるか、自分で考えろ」
更に奥に行くと刺身コーナーがあった
「これでいいやん、刺身」
「箸は?」
「レジで、もらえばいい」
「・・・醤油は?」
「あるやん、これ」(いやそれわさび)
「・・・それわさびじゃないの?」
「醤油や、醤油」
「・・・」
「じゃあこれで」
と結局400円のアジの刺身を買うことになった
別に要らないんだけど、渋々である
こんな感じで俺は基本的にお父さんに振り回されてる
ああ、やっぱり親譲りなんだなあ、畜生が
そしてレジへ、俺は一人で先に店の外に出ようと歩いていると
何やらお父さんが笑っている声が聞こえたので振り向く、すると
「箸がなかった」
と、かなり距離がある俺に大声で話しかけやがってきた
俺は反対方向へ更に距離を置き、近くにあったお歳暮の品定めするふりをして緊急回避
そこで品定めをしていると近づいてきたので俺は階段に向かおうとすると
「そっちじゃないこっち」
といわれ何故か鍵屋に向かう
「鍵まだやろ」
「鍵じゃなくて屋上」
そういえばこのデパートは外にエレベーターがある
7階+屋上まで立体駐車場があり、そこを繋いでいるのが屋外エレベーターだ
そこに向かい俺は気づいた
「食べるってもしかして」
「そうそう、屋上」
どうやら馬鹿は高いところが好きらしい
エレベーターに入りお父さんは屋上のボタンを押す
「その階層は現在行く事ができません、他の階をご指定ください」
エレベーターのアナウンスがこう告げた
お父さんはまだ何やら喋っていた
俺はエレベーターが動いていないのに気づいていたが何も言わなかった
「なにこれ、さっき押したはずやのに」
もう一度屋上スイッチを押す
「その階層は現在行く事ができません、他の階をご指定ください」
二度目のアナウンス、もう聞いたのでいちいち言わなくてもいい
お父さんはまだ気づいていない、何故!?
「だから、あの県会議員が―」
「おい」
「なに?」
「押せ」
お父さんは屋上のボタンを押す
「その階層は現在行く事ができ―」
「違うっつうーーの!屋上は行かんって何回もいっとるやろ!」
「ああそうか、ごめん」
そういいながら7階のボタンを押す
今度は何も言わなくなった代わりにエレベーターは静かに上層部へ吊り上げられて行った