個人差はあるが、女の子は集団になると揉める。
なんでかわからんけどゴチャゴチャする。
一人一人に聞くと10人が10人とも
「私はそんなの嫌い」「ホントうっとうしい!!」「あー女ってめんどくさい!!」
と答える。
そう言いながら、10人が10人ごちゃごちゃする。
そんな生き物らしい。
娘が幼稚園の年長の時、私はいきがかり上、ある委員会の委員長になった。
本当はクジ引きで決めるはずが、当たったお母さんが下を向いたまま涙目になって黙り込んでしまったからである。
無駄な時間が刻々と流れていくことに耐えきれず「なら私がやるわ。帰ろう!!」と言って席を立ったら、さっきの涙はどこへやらケロッとありがとうと言われた。
一発目からこれだった。
これからどうなんるだろうと一年間、メンバーだった10人を観察したら案の定おもしろかった。
まず初回の打ち合わせで私の隣に座っていたママが、最初から最後までただの一言も話さないでずっとスマホをいじっていた。
いい根性してるなあと私が感心して見ていたら、やがてそのママをめぐって一人が不機嫌になって、それからまあ、あれやこれやといろいろ始まった。
少なからず親である分別のある大人になってもこんなこともあるんだから、未熟な女の子など揉めるために生きているようなもんである。
17人いる娘の部活(テニス部)も例外なく「ごちゃごちゃ」しているようで、5教科プラス女のあれこれを学べと私は言っている。
「一体何が理由で揉めてるの?」
「わからない。私を入れて3人だけ浮いてる存在みたいで、関わってないから。
何か知らないけど揉め始めたら、私指一本でラケットを何分立てて乗せていられるか計ってる。小指でもうまくなったし、最近は親指にハマっている」
勉強は苦手でも「それは」備わってるのだろうか?
もっと細かくツッコみたくて、
「ピノコお願い。ソコだけもうちょっとだけ教えて。なんでアンタは巻き込まれないの?」
と訊いたら
「皆、心が狭いの。いちいち大袈裟と思う」
とこれだけ答えた。
so what?(だから何?)
これはノンフィクション作家の桐島洋子さんが「書く時」この言葉に囚われてしまうと一字も書けなくなるとボヤいておられたのを、著書から記憶している。
同じく娘さんから付きつけられた言葉だと。
わかる……
苦笑いしながら、私はそれを座右に置いて、それでも書いているんだけどね。
なんでかわからんけどゴチャゴチャする。
一人一人に聞くと10人が10人とも
「私はそんなの嫌い」「ホントうっとうしい!!」「あー女ってめんどくさい!!」
と答える。
そう言いながら、10人が10人ごちゃごちゃする。
そんな生き物らしい。
娘が幼稚園の年長の時、私はいきがかり上、ある委員会の委員長になった。
本当はクジ引きで決めるはずが、当たったお母さんが下を向いたまま涙目になって黙り込んでしまったからである。
無駄な時間が刻々と流れていくことに耐えきれず「なら私がやるわ。帰ろう!!」と言って席を立ったら、さっきの涙はどこへやらケロッとありがとうと言われた。
一発目からこれだった。
これからどうなんるだろうと一年間、メンバーだった10人を観察したら案の定おもしろかった。
まず初回の打ち合わせで私の隣に座っていたママが、最初から最後までただの一言も話さないでずっとスマホをいじっていた。
いい根性してるなあと私が感心して見ていたら、やがてそのママをめぐって一人が不機嫌になって、それからまあ、あれやこれやといろいろ始まった。
少なからず親である分別のある大人になってもこんなこともあるんだから、未熟な女の子など揉めるために生きているようなもんである。
17人いる娘の部活(テニス部)も例外なく「ごちゃごちゃ」しているようで、5教科プラス女のあれこれを学べと私は言っている。
「一体何が理由で揉めてるの?」
「わからない。私を入れて3人だけ浮いてる存在みたいで、関わってないから。
何か知らないけど揉め始めたら、私指一本でラケットを何分立てて乗せていられるか計ってる。小指でもうまくなったし、最近は親指にハマっている」
勉強は苦手でも「それは」備わってるのだろうか?
もっと細かくツッコみたくて、
「ピノコお願い。ソコだけもうちょっとだけ教えて。なんでアンタは巻き込まれないの?」
と訊いたら
「皆、心が狭いの。いちいち大袈裟と思う」
とこれだけ答えた。
so what?(だから何?)
これはノンフィクション作家の桐島洋子さんが「書く時」この言葉に囚われてしまうと一字も書けなくなるとボヤいておられたのを、著書から記憶している。
同じく娘さんから付きつけられた言葉だと。
わかる……
苦笑いしながら、私はそれを座右に置いて、それでも書いているんだけどね。