珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

手相の話

2018-11-03 | 日記
デパートに行ったら本屋で全く興味のない手相本フェアをやっており、スルーしようと思ったら娘にせがまれてしまった。
本ではなくて、手相診断である。
本を一冊買えば手相を鑑定してもらえるということで、仕方なく診てもらうことになった。

鑑定してくれた人は優しい女の人で、毒舌ではなかった。
どうせならズバズバ言い当ててほしかったけど、本を買ってくれたお客さんにわるいことは言えないよね。

まだ子どもが生まれる前の話だけど、道を歩いていたら「すごい先生にタダで手相を診てもらえます!!」と声をかけられたことがった。
それは保険の勧誘目的で、パンフを受け取ればいいだけだったので、気楽に応じてビルの一室に行ってみた。
その時はかなりの毒舌なおばちゃんだった。
「あなたは子どもできにくい体質じゃないのに、なぜ産まないのか?」といきなり言われて、今は仕事がおもしろいのでとかなんとか答えたような気がする。

20分ほどしてビルを出たら、パンフを持った保険の女が待ち構えていた。
「どうでした?先生厳しかったでしょ?泣いて出てくる人もいっぱいいらしゃるのよ」
「いや全然。なかなかオモロイおばちゃんでした」と笑ったら、
「あなた今何のお仕事なさってるの?保険の加入じゃなくて、営業の方を勧めるわ!まじめにそっちの話しない?」
と話があらぬ方向に行ったので、丁寧にお断りして別れた。

後に、テレビでおばちゃんがアイドルタレントをぶった斬っているのを見て、おばちゃんは「××の母」と呼ばれる有名な人らしいことがわかった。

ちなみに私は右手が「ますかけ」というやつで、ひらがなの「て」みたいな感じである。
これもいろいろ言われるが、これこそ話半分に「ふうん、おもしろいね」と聞いている。
信じるものは救われる~
せっかく買った本は、1ページもめくらずに放置してあるけどね。
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