釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

10月1日 時化を覚悟で

2017年10月01日 | 日記
「波が出てきて、無理と判断したら帰ってきましょう」

塩田さんと、このことを確認して、出船する。

大島内場を通っていくが、少し南東からのウネリが内場の仲間で入っている。



水平線にお日様が顔を出す頃は、まだ波は高くなっていない。

「今の内に、沖に出てみましょう」

南東からのウネリが少し高く成りつつあるが、どうにかポイントに入る。

ベイト反応は、凄い物になっている。

しかし、アタリは可成り有るのだが、巧く針掛かりしない。

「来た!」

「あっ外れた。又来た!」

この状態を、数度繰り返したところで、バシッと針掛かりした。



「乗った。ハガツオだと思います」

塩田さんの竿が、気持ちよく曲がる。

海面に姿を見せたハガツオは、水飛沫を上げて逃げ回る。

無事タモ入れしたハガツオは、2キロ近くありそうな良型。



針を外し、仕掛けを投入する。

ジグをしゃくり上げていると、海面近くまでジグを追い掛けてくる魚の姿が確認できる。

「何か追い掛けてきた。カンパチのように見えたけどな」

その直ぐ後に来たのは、丸々とした鯖。

その直後に気が付いたが、ベイトの移動が早い。

「何でかな?」

そう思いながら沖合を見ていると、カジキと思われる大きな魚がジャンプ。

1度成らず、2度ジャンプ。

北東の風が強くなって、白波が立ち南東のウネリとぶつかって三角波が立ち始めた。



「海の様子が変わってきた」

塩田さんに、海の様子の変化をお知らせして、移動する旨を伝える。

移動しようと、船のエンジンを掛けた時、再び沖合で大きな魚がジャンプした。

「マグロか…?」

時折、小型のトビウオが集団で逃げていく。

やはり、何かが居るみたいな気配がする。

しかし、時化てきたポイントから、大島の内場に移動。

此処では、スボタカツオがヒットしてきたが、益々強くなった北東の風に船がながされる。

「これ以上の釣りは無理ですね。帰りましょうか」

塩田さんに釣り終了を告げて、帰港した。